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2006年度 観戦記 ガンバ大阪戦[第33節] 11月26日(日)

無情にも3度目のJ2落ち決定

ガンバ大阪 3−2 京都パープルサンガ
得点者:【大】マグノアウベス(3) 【京】パウリーニョ(2)


【 試合前の見所 】

現在最下位のサンガと2位のガンバ大阪との対戦です。

サンガは勝つ事が絶対条件だった前節の磐田戦で敗れ、J1残留の可能性は風前の灯火となってしまいました。サンガは取るべき時に得点が奪えず、逆に磐田は取るべき時に確実に決めたと言う、決定力の差が顕著に出た試合内容だった。今節の相手は、浦和以外に優勝の可能性を残している唯一のチームである、現在2位のガンバ大阪。こちらも前節の福岡戦でまさかのドローに終わり、今節は是が非でも勝たなければならない試合だ。両チームの勝利への気持ちがぶつかり合う、激しい試合展開が予想される。ガンバとの力の差は拭えないが、とにかく気持ちで負けないようにしたい。

・・・思い起こせば3年前、屈辱のJ2落ちの引導を渡されたのはガンバだった。当時の借りを返す事ができるのか、それとも歴史は繰り返されるのだろうか・・・。


【 試合内容 】
(前半)

サンガの守備陣は、右から手島選手、角田選手、児玉選手の3バック。斉藤選手、石井選手のダブルボランチ。右に大久保選手、左に渡邉選手。トップ下に中山選手。出場停止あけのパウリーニョ選手と田原選手の2トップと言うスターティングイレブンで、強豪のガンバ大阪と対戦する。もうあとがないサンガは立ち上りから積極的に攻め込み、斉藤選手を起点に良い形でガンバ陣内に攻め込む。その積極性が早い時間帯での得点につながった。前半9分、中盤の斉藤選手のFKのボールを石井選手が中山選手へと短くつなげる。そして、中山選手の技ありの浮き球のパスはペナルティエリア内のパウリーニョ選手へとつながった。パウリーニョ選手は胸でワントラップし、素早く左足を振りぬいてシュート! だが、そのシュートは惜しくも相手GKによって防がれるが、そのこぼれ球を田原選手が拾い、自ら右足で放ったシュート気味のボールが、再びパウリーニョ選手に渡った。そして、パウリーニョ選手が落ち着いて得意の左足で放ったシュートは見事にゴールネットに突き刺さる。ゴ〜〜ル!! この得点でガンバが攻勢を仕掛けてくると思ったが、優勝への重圧からなのか、その攻撃力はそれほど驚異的なものには感じられず、サンガの守備陣は落ち着いてその攻撃を凌いでいた。そして、その前掛かりに攻めてくるガンバのボールを奪取してのカウンター攻撃が効果的に決まり、追加点の予感さえも感られていた。だが、その追加点を奪ったのはガンバの方だった。前半34分、サンガの左サイドからのコーナーキックがゴール中央に上がる。そして、中央のヘディングでの競り合いで、ボールはファーサイドにフワッと舞い上がり、不運にもマグノアウベス選手の足元に渡ってしまった。そして、角度のないところからマグノアウベス選手が放ったシュートは、一度は斉藤選手が防ぐも、そのクリアーボールが再びマグノアウベス選手に渡り、ゴール右隅にきっちりと決められてしまった。このあとは両者譲らず、前半は終了。1−1のまま後半へ・・・。

『セットプレーの失点以外はすばらしい出来です。でも、勝たなくては・・・。』


(後半)

サンガには選手交代はなく、前半と同じメンバーで試合が再開された。後半の立ち上がり早々に試合が動く。後半3分、二川選手のスルーパスから、マグノアウベス選手にオフサイドラインぎりぎりに抜け出されて、そのままゴール右隅に決められてしまった。この失点の直後の後半6分、サンガベンチは中山選手に代えて加藤選手を投入する。サンガは久々に登場したこの加藤選手を生かして攻め込みたいところだが、得点を奪って気を良くしたガンバに余裕のボール回しをされ防戦一方となり、明らかに試合はガンバペースになってしまう・・・。そんな中、サンガに決定的チャンスが訪れる。後半23分、「これぞ加藤大志の真骨頂」と言うような右サイドのドリブル突破からゴール前に絶妙のクロスボールが上がった。ボールは相手GKの前の通り抜け、ファーサイドの田原選手の足元に。パンチングで防ごうとジャンプした相手GKは倒れている。(よっしゃ、決まった!)足に当てるだけで入るような絶妙のクロスボールだったが、なんと田原選手は痛恨のシュートミス。右足で放ったシュートは相手GKの正面に飛んでしまった。(なにやってんねん!)後半25分、サンガベンチは渡邉選手に代えて星選手、田原選手に代えてアンドレ選手を投入と、一気に2人を代えて勝負に出る。後半27分、再び、右サイドからの加藤選手の絶妙のクロスがゴール中央に上がる。だが、どフリーでのアンドレ選手のヘディングシュートはゴール右にそれてしまい、またしても決定的チャンスをつぶしてしまう。(なにやっとんねん!)そして、ようやく3度目の正直で、得点の取れるFWが決めてくれる。後半35分、中盤で相手DF2人に囲まれながらも、アンドレ選手がボールをキープし前線にスルーパスを繰り出す。そのパスに反応したパウリーニョ選手は前に出てきた相手GKを落ち着いてかわし、左足でゴールに流し込んだ。ゴ〜〜ル!! 試合は振り出しに戻った。このあとは一進一退の攻防が繰り広げられ、ついに後半ロスタイムに突入する。そして、そのロスタイムにこの2チームの差が顕著にあらわれたドラマが訪れる・・・。まずはサンガに決定的チャンスの到来。中盤の石井選手(?)から紫魂を込めたヘディングでのパスが最前線に出された。ボールはそのパスに反応した星選手に渡り、相手GKと一対一に。オフサイドはない。(よっしゃ、勝ったぞぉ〜!)サンガサポーターの誰もがそう思った、そう信じた、そう願ったのではないだろうか・・・。だが、星選手が放ったシュートは、無情にも相手GKの手によって防がれてしまった。(う、うそやろぉ・・・。)その直後のサンガのコーナーキックのあとのプレーで、ガンバのカウンター攻撃をまともに喰らってしまい、ふと気が付けばマグノアウベス選手のヘディングシュートがサンガのゴールネットを揺らしていた。もう、このあとの事は記憶には残ってはない・・・。

サンガはこの敗戦で最終節を待たずして、3度目のJ2降格が決定してしまった。

『信じていただけにこの敗戦は堪えます。でも、下を向いていては駄目ですね。』


【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 西村     2 どれか一本でも止めてくれれば・・・。
DF 児玉     3 古巣相手に、複雑な気持ちもあったでしょうね。
DF 手島     3 開幕当初からこの選手がいてくれれば・・・。
DF 角田     2 ロスタイムの失点シーン、飛び込んでほしかったです。
MF 渡邉     3 クロスボールに、あと一工夫ほしいですぅ・・・。
MF 石井     2 ボールを奪取するも、そこからの展開が・・・。
MF 斉藤     4 J1でプレーしてほしい選手です。複雑な心境です。
MF 大久保    3 もっと、もっと、攻撃参加をしてほしい。
MF 中山     3 意外性のあるパスは魅力的。誰か感じてくれぇ・・・。
FW 田原     2 もっと前を向いて積極的にシュートを撃ってほしい。
FW パウリーニョ 5 決められる選手がこの選手だけでは厳しいです。


途中出場
MF 加藤     5 すばらしいクロスボールも、FW陣が決められず。
MF 星      2 あれは絶対に決めないと駄目でしょう。決めてくれ!!
FW アンドレ   3 戦線離脱がなければ、どうなっていただろうか・・・。


監督 美濃部    2 加藤選手をスタメンで使わない理由を教えてほしい。

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   □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
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   □            加藤 大志         ■
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【 他会場の試合結果 】

横浜F・マリノス 0−1 大分トリニータ
得点者:【大】エジミウソン

名古屋グランパスエイト 2−0 アビスパ福岡
得点者:【名】玉田、中村

サンフレッチェ広島 2−1 アルビレックス新潟
得点者:【広】駒野、佐藤 【新】矢野

大宮アルディージャ 2−0 セレッソ大阪
得点者:【ア】橋本(2)

FC東京 0−0 浦和レッズ

ヴァンフォーレ甲府 2−3 ジェフユナイテッド千葉
得点者:【甲】山崎、藤田 【千】阿部、羽生、青木

ジュビロ磐田 1−0 清水エスパルス
得点者:【磐】前田

川崎フロンターレ 3−2 鹿島アントラーズ
得点者:【川】中村、ジュニーニョ、箕輪 【鹿】野沢、本山


【 Jリーグディビジョン1 順位表(第33節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  浦和レッズ       │  69 │ 38 │
│ 2位│  ガンバ大阪       │  66 │ 33 │
│ 3位│  川崎フロンターレ    │  64 │ 27 │
│ 4位│  ジュビロ磐田      │  58 │ 20 │
│ 5位│  清水エスパルス     │  57 │ 16 │
│ 6位│  鹿島アントラーズ    │  55 │  6 │
│ 7位│  大分トリニータ     │  47 │  3 │
│ 8位│  名古屋グランパスエイト │  45 │  1 │
│ 9位│  サンフレッチェ広島   │  45 │ −3 │
│10位│  ジェフユナイテッド千葉 │  44 │  1 │
│11位│  横浜F・マリノス    │  42 │  4 │
│12位│  アルビレックス新潟   │  42 │−18 │
│13位│  大宮アルディージャ   │  41 │−13 │
│14位│  ヴァンフォーレ甲府   │  41 │−22 │
│15位│  FC東京        │  40 │−10 │
│16位│  セレッソ大阪      │  27 │−24 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│17位│  アビスパ福岡      │  26 │−24 │
│18位│☆ 京都パープルサンガ ☆ │  22 │−35 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘


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