2007年度 観戦記 ザスパ草津戦[第9節] 4月14日(土)
ロスタイムの悲劇で、まさかのドロー
京都サンガF.C. 1−1 ザスパ草津 得点者:【京】中山 【草】松浦
【 試合前の見所 】
現在、2位の京都サンガF.C.と、9位のザスパ草津との対戦です。
サンガは前節の東京ヴェルディ1969戦で、セットプレーから1点を先制されるも、その1分後に相手のミスから西野選手が得点を奪い、すぐさま同点に追いつく。1−1で折り返した後半に、徳重選手のフリーキックが直接ゴールネットを揺らし、2点目をゲット。さらに、前節大活躍の斉藤選手のドリブル突破からの良いクロス、西野選手のおとりの動き、そして、徳重選手が確実に決めるという、流れるようなきれいな得点シーンで駄目押しの3点目をあげ、東京Vに3−1で快勝した・・・。今節の相手は現在9位のザスパ草津。2勝2敗3分けと言う結果だけを見ると、粘り強く引き分けに持ち込んでいる様子がうかがえる。特に見逃せないのが、第5節に、現在首位の仙台相手に引き分けに持ち込んでいる試合だ。格下の草津相手と言えども、仙台のように取りこぼしのないように注意したい。当たり前のようだが、まずすべき事は、前節のように守備に集中して草津の攻撃を断つ事。そして、決定機では確実に決める事。これができれば戦力的にもサンガの勝利は間違いないだろう。3連勝での気の緩みがないよう、確実に勝ち点「3」を獲得したいところだ。
さて、前節終了時点で2位に浮上した我らがサンガ。きっちりと草津を降して、このまま連勝街道をひた走りたいところだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは2試合連続得点で好調を維持している西野選手が発熱のため急きょ欠場。そのため小原選手が今季初となるスタメンの座を獲得し、パウリーニョ選手とツートップを組む。その他は前節と同様のスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤、草津は引いて守ってくるかと思いきや、そうではなく積極的に攻め込んでくる。意外にも(?)、内容的にはほぼ互角の展開。サンガの選手からはこんなはずではないと、焦りの色も見え隠れしていた。両チーム共に、中盤ではボールがスムーズにまわるが、ゴール前のシーンが少なく、面白味のない、眠気を誘うような試合展開が続く。(このペースはどちらかと言えば草津のペースか・・・。)結局、両チーム共に見せ場を作れないまま前半が終了。0−0のまま後半へ・・・。
『起きろぉ〜! 前節で力を使い果たしたのかぁ? もっと、真剣に、がむしゃらに!!』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく、前半と同じメンバーで試合が再開された。後半も前半と同様に、まるで紅白戦でもしているかのように、ゆったりとした眠気を誘うような試合展開となっていた。そんな試合にようやくチャンスらしきチャンスが訪れる。後半10分、右サイドでフリーキックを得て、徳重選手の素早いリスタートから中払選手へとつなげる。そして、中払選手が中に切り込みながら中央に入れたグラウンダーのボールを秋田選手が右足でシュート!! 惜しくも相手GKのファインセーブにあい、得点には至らなかったが、ようやくゴール前で決定機を見ることができた。後半15分、小原選手に代えて中山選手を投入と、少々、首を傾げるような選手交代だったが、徳重選手を一列上げてFWの位置に、その徳重選手が務めていた左サイドに中山選手を起用する。この意外な選手交代が功を奏し、中山選手が攻撃の起点となり、ようやくサンガに攻撃のリズムが出てきつつあった。勝負どころと見たサンガベンチは、後半24分、中払選手に代えて渡邉選手を投入し、攻撃陣を変更して勝負をかける。そして、待望の先制点がサンガに生まれた。後半31分、右サイドからの徳重選手のコーナーキックがゴール前に上がるが、相手DFによって弾き返される。だが、そのクリアーボールが再び徳重選手に渡った。その徳重選手が中央に入れたボールは、再び相手DFによってクリアーされるが、そのボールを中山選手が拾い、ワントラップして素早く右足を振り抜いた。相手GKが一歩も動けなかった弾丸のようなシュートは、見事にゴールネットに突き刺さった。ゴ〜〜ル!! このあと、サンガは幾度となくチャンスを作るも、追加点が奪えず・・・。エンジンをかけるのがかなり遅かったが、終盤に見せ場を作り、このまま試合は終了。・・・かと思いきや、後半ロスタイムに予想もしなかった(?)悲劇が訪れる。その後半ロスタイム、草津陣内で中山選手が相手DFを背負った徳重選手にパスが出した。徳重選手はポスト役となり、再び、中山選手に戻そうとしたボールを相手に奪われてしまう。そして、そこから縦パス一本がサンガのゴール前に出された。そのボールはなぜかディフェンスラインを高くしていた最後尾の秋田選手の頭上を越え、その高いディフェンスラインから飛び出した松浦選手に渡ってしまい、上野選手と一対一に・・・。最後の砦の上野選手も防ぐことができず、松浦選手に押し込まれ、ボールは無情にもサンガのゴールに吸い込まれ、土壇場で同点に追いつかれてしまった。(う、うそやろぉ・・・。)後半ロスタイム、出血が止まらないチアゴ選手に代えて森岡選手を投入。そして、約3分間のロスタイムのあとに、試合終了のホイッスルが吹かれた。
サンガはほぼ手中に入れていた勝ち点「3」を取りこぼしてしまった。このまさかのドローが、今後、大きな問題となって自らの身に降りかかってこなければ良いのだが・・・。
『やはり決める時に決めておかないと、こんな悲惨な結末を招くことに・・・。』
【 サンガの得点シーンの図解 】

【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 上野 3 ロスタイムの一対一、なんとか防いでほしかったぁ・・・。
DF 角田 3 一対一で抜かれる場面が多かったように思えたが・・・。
DF チアゴ 3 高さには強いが、スピードには弱いような気が・・・。
DF 秋田 2 ロスタイム、完全に裏を取られてしまいました。
DF 平島 3 すみません。まだ、この選手の特徴が良く分かりません。
MF 斉藤 4 斉藤選手個人の調子は上がってきているのですが・・・。
MF 石井 3 影の功労者。ちょっとテレビ観戦では分かり辛いですね。
MF 徳重 3 ロスタイムのプレーがなければ、間違いなく「SVP」です。
MF 中払 3 相手の腕をつかんで倒して、相手にイエローを与えるなんて・・・。
FW 小原 2 試合序盤は元気な姿を見せるも、次第に消えていく・・・。
FW パウリーニョ 2 明らかに調子を落としています。早く復調してほしいですぅ・・・。
途中出場
MF 中山 3 値千金の先制弾は「◎」。だが、ロスタイムの軽率なプレーは「×」。
DF 渡邉 3 本来のポジションで起用されるも、時間が足りず・・・。
DF 森岡 − 今こそ、この選手の経験と安定感を必要とする時です。
監督 美濃部 3 早い時間帯に、交代枠をもっと有効に使ってほしいです。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 斉藤 大介 ■
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【 他会場の試合結果 】
ベガルタ仙台 5-2 サガン鳥栖 得点者:【仙】梁、萬代(3)、中島 【鳥】藤田、レオナルド
アビスパ福岡 1-0 愛媛FC 得点者:【福】リンコン
湘南ベルマーレ 3-0 東京ヴェルディ1969 得点者:【湘】加藤、アジエル、外池
モンテディオ山形 2-1 セレッソ大阪 得点者:【山】北村、臼井 【大】酒本
水戸ホーリーホック 0-2 コンサドーレ札幌 得点者:【札】西谷、中山
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第9節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ ベガルタ仙台 │ 19 │ 11 │
│ 2位│ コンサドーレ札幌 │ 18 │ 6 │
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│ 3位│ 京都サンガF.C. │ 16 │ 6 │
│ 4位│ アビスパ福岡 │ 14 │ 8 │
│ 5位│ モンテディオ山形 │ 14 │ 4 │
│ 6位│ 東京ヴェルディ1969 │ 13 │ 4 │
│ 7位│ 湘南ベルマーレ │ 12 │ 2 │
│ 8位│ ザスパ草津 │ 10 │ −3 │
│ 9位│ セレッソ大阪 │ 9 │ −1 │
│10位│ 徳島ヴォルティス │ 7 │ −4 │
│11位│ サガン鳥栖 │ 7 │ −8 │
│12位│ 愛媛FC │ 5 │−11 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 2 │−14 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘
※徳島ヴォルティスは、今節は試合なし
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