2007年度 観戦記 愛媛FC戦[第10節] 4月21日(土)
チーム大崩壊、愛媛相手にまさかの惨敗
愛媛FC 3−0 京都サンガF.C. 得点者:【愛】田中(2)、森脇
【 試合前の見所 】
現在、3位の京都サンガF.C.と、12位の愛媛FCとの対戦です。
サンガは前節、格下と見ていたザスパ草津を攻めあぐね、前半は0ー0で折り返し、迎えた後半31分、セットプレーのこぼれ球を中山選手が押し込み先制する。そして、そのまま逃げ切れるかと思われた後半ロスタイム、その中山選手の不用意なプレーをきっかけにカウンターをくらい、まさかの同点弾を浴び、ほぼ手中に入れていた勝ち点「3」を逃してしまった・・・。今節の相手は4連敗中の現在12位の愛媛FC。1勝6敗2分けと言う成績から推測すれば、サンガが前節のような不用意なプレーさえしなければ、『我らに勝算あり』と思われる。だが、慢心すると前節の二の舞になるため、その点だけには注意が必要だ。とにかく、ロスタイムを含めた約90分間、集中力を保ってプレーし、きっちりと勝ち点「3」をゲットしたい。
さて、前節のまさかのドローで順位を一つ下げた我らがサンガ。この試合に勝って首位の仙台に喰らいついていきたいところだが、果たして結果はいかに・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは3試合ぶりに手島選手がスタメン復帰。そのディフェンスラインは右から角田選手、手島選手、チアゴ選手、平島選手と言う布陣。中盤は斉藤選手と石井選手の不動のダブルボランチ。攻撃陣は右サイドに中山選手を久々に先発で起用し、先発が予想されたアンドレ選手は大事をとってベンチスタートとなり、中払選手をFWとして起用する。試合序盤は五分の展開だったが、この変則ツートップが意外と機能し、時間が経つにつれて地力に勝るサンガが押し込む場面が見られてくる。サンガの得点シーンが見られるのは時間の問題だと思っていた矢先の事だった。前半15分、サンガの左サイドからゴール前に浮き球のクロスボールがあがった。中央の手島選手が対応し、難なくヘディングでクリアするかと思いきや、ボールはその手島選手の頭上を通り越してしまう。そして、その裏に飛び込んだ田中選手にボールが渡り、その田中選手のヘディングシュートが炸裂。なんと、サンガのゴールネットを揺らしてしまった。(う、うそやろぉ・・・。)このあと、気を取り直したサンガが攻撃を仕掛けるが、愛媛の好守の前に攻めあぐねていた。いや、攻めてはいるものの「攻めさせられている」と言った表現の方が適切かもしれない・・・。サンガサポーターにとっては、なんとも言い難い、苛立ちを覚える時間帯が続く。前半31分、そんなイライラ感が選手にも現れ、ボールがないところで角田選手が主審に暴言を吐いて(?)イエローカードをもらってしまう始末・・・。このあとサンガは、コンビネーションが悪く、ドタバタしたプレーしかできず、愛媛の良い所ばかり目立つ試合展開となり、どちらが上位チームなのか分からない状態に陥っていた。前半終了間際には愛媛に押し込まれ、あわや失点と言う、目を伏せるような場面も・・・。何とか愛媛の猛攻を凌ぎ切り前半は終了。サンガが1点ビハインドのまま後半へ・・・。
『すみません、愛媛を侮ってました。愛媛は強いです。このままやったらやばいぞぉ・・・。』
(後半)
サンガは後半から中山選手に代えて渡邉選手、中払選手に代えてアンドレ選手を投入と、一気に勝負を仕掛けてきた。その渡邉選手とアンドレ選手の気を吐くプレーで、愛媛陣内に攻め込む。後半立ち上がりはサンガペースだった。だが、次の得点を奪ったのはサンガの方ではなかった・・・。後半4分、中盤からサンガのゴール前に向かってスルーパスが出された。ラインを高く保っていたサンガのディフェンスラインから田中選手に抜け出され、上野選手と一対一に。そして、田中選手に落ち着いて右足でゴール左に決められ失点してしまう・・・。この得点で試合の流れは、再び愛媛に傾く。サンガの攻撃と言えば、遠めから闇雲にミドルシュートを放つのみ。これでは得点は入るはずがないのは、サッカーのど素人でも分かるのだが・・・。さらにサンガを窮地に陥れる出来事が・・・。後半27分、この日2得点の乗りに乗っている田中選手にドリブル突破を許し、それを嫌ったチアゴ選手がペナルティエリアの僅か外で手を使って引き倒して一発レッドで退場となる。さらにさらに、後半31分、手島選手が少々強く相手選手にプレスに行ったプレーで、この日2枚目のイエローで退場となる。(これはイエローと違うやろぉ!)この明らかな誤審に、美濃部監督も控えの選手も主審に猛抗議。だが、そんな抗議は焼け石に水。逆に美濃部監督が退席処分となってしまう。フィールドプレーヤーが8人、そして指揮官を失ってしまった今、もうサンガに反撃の力など残されているはずはなかった・・・。後半38分、サンガベンチは角田選手に代えて加藤選手を投入と最後まで攻撃の意志を見せはするものの・・・。後半39分、CBの二人がいない2バックのサンガの守備陣を崩すのは容易いものと言わんばかりに、SBの森脇選手にサンガの息の根を止める3点目を入れられ、ジ・エンド・・・。約5分間と言う長いロスタイムのあと、サンガの無残な敗戦を告げる試合終了のホイッスルが吹かれた。
今節はまさに『惨敗』という表現がふさわしい試合内容だった。サンガはこの『惨敗』から、下位チームとの戦う術を学習してくれたのなら、救いようもあるのだが・・・。
『厳しい事を言うようですが、こんな情けない試合をしてたら、とてもJ1なんて無理です。』
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 上野 3 あれだけ一対一を作られたら防ぎようがないですね。
DF 角田 3 いらないイエローはもらわないように。冷静に冷静に・・・。
DF チアゴ 2 主審をあざむく、田中選手の巧みな倒れ方で一発レッドに。
DF 手島 2 愛媛の1点目、完全に田中選手に裏を取られてしまいました。
DF 平島 3 フル出場も、これと言った特徴がいまだ見つからず。
MF 斉藤 3 ミドルシュートで果敢にゴールを狙うが、得点に至らず。
MF 石井 3 CBの二人が退場となったあと、最終ラインで奮闘してくれました。
MF 徳重 4 この選手のようなリズムのドリブルはあまり見たことがありません。
MF 中山 2 せっかくの先発出場もゲームメーカーとしての役目が全くできず。
FW 中払 4 倒された時、思わず「うまい!」っと叫んでしまいました。
FW パウリーニョ 2 不調のこの選手にだけに頼らず、他の選手の起用も考えれば?
途中出場
FW アンドレ 3 味方はパウリーニョ選手だけではない。もっと周りを見て!
DF 渡邉 3 流れを変える活躍も、2人も退場者を出せば成す術なし。
MF 加藤 − さすがの加藤選手でも、あの状態では何もできませんね。
監督 美濃部 3 責められません。私が監督でも同じ事をしたでしょうから。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 徳重 隆明 ■
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【 他会場の試合結果 】
ザスパ草津 0-3 アビスパ福岡 得点者:【福】布部、田中、アレックス
徳島ヴォルティス 0-1 モンテディオ山形 得点者:【山】豊田
セレッソ大阪 0-0 水戸ホーリーホック
サガン鳥栖 0-5 湘南ベルマーレ 得点者:【湘】原、加藤、アジエル、石原、坂本
コンサドーレ札幌 4-3 東京ヴェルディ1969 得点者:【札】曽田、ダヴィ(2)、藤田 【東】金澤(2)、フッキ
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第10節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 21 │ 7 │
│ 2位│ ベガルタ仙台 │ 19 │ 11 │
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│ 3位│ アビスパ福岡 │ 17 │ 11 │
│ 4位│ モンテディオ山形 │ 17 │ 5 │
│ 5位│ 京都サンガF.C. │ 16 │ 3 │
│ 6位│ 湘南ベルマーレ │ 15 │ 7 │
│ 7位│ 東京ヴェルディ1969 │ 13 │ 3 │
│ 8位│ セレッソ大阪 │ 10 │ −1 │
│ 9位│ ザスパ草津 │ 10 │ −6 │
│10位│ 愛媛FC │ 8 │ −8 │
│11位│ 徳島ヴォルティス │ 7 │ −5 │
│12位│ サガン鳥栖 │ 7 │−13 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 3 │−14 │
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※ベガルタ仙台は、今節は試合なし
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