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2007年度 観戦記 サガン鳥栖戦[第11節] 4月25日(水)

とどかぬ勝利、とどかぬ首位の背中

京都サンガF.C. 1−1 サガン鳥栖 
得点者:【京】パウリーニョ 【鳥】藤田


【 試合前の見所 】

現在、5位の京都サンガF.C.と、12位のサガン鳥栖との対戦です。

サンガは前節の愛媛FC戦で前半に先制点を奪われ、愛媛に試合の主導権を握られてしまう。反撃を試みた後半も立ち上がり早々に失点を許し、そのあと、不可解な主審の判定も影響し、手島選手、チアゴ選手が続けざまに退場。さらに、美濃部監督までもが退席処分となり、無残にも0−3と言う結果で、惨敗してしまった・・・。今節の相手は現在12位のサガン鳥栖。鳥栖はここまで失点「22」と、失点数はリーグワースト1位。ここ最近の試合では2試合連続5失点と、守備のもろさを露呈している。前節不発だったサンガの攻撃陣は、早い時間帯でそのもろい鳥栖の守備陣を崩して先制点をあげ、鳥栖の出鼻をくじきたい。守備面では手島選手とチアゴ選手を欠く事になるが、秋田選手や森岡選手等のベテラン勢の奮闘に期待したい。最後に、『下位チームだから容易に勝てる』と言う甘い考えを払拭し、気を引き締めて試合に臨んでもらいたい。

さて、サンガは、前節、前々節と下位チーム相手に不甲斐ない試合をしているだけに、今節こそはすっきりとした試合をみせてほしいところだが・・・。


【 試合内容 】
(前半)

サンガの守備ラインに久しぶりに三上選手が戻ってきた。その守備ラインは、右から平島選手、角田選手、森岡選手、三上選手と言う布陣。アンドレ選手がスタメン復帰し、前節でFWを務めた中払選手は本来のポジションの右サイドに戻る。前節で退席処分となった美濃部監督は1試合のベンチ入り停止処分を受けたため、今節は上野ヘッドコーチが指揮をとる。試合開始早々にサンガに決定機が訪れる。前半2分、中払選手の右からのクロスボールが、ゴール前の徳重選手に渡り、その徳重選手がボレーシュートを放つが、クロスバーを大きく越えて得点にならず。惜しくも決定機を逃してしまう。(これを決めておかないと・・・。)このシュートミスで、妙な胸騒ぎを覚えたサポーターも多かったのではないだろうか・・・。その嫌な虫の知らせが当たってしまう。試合が動いたのは前半10分、鳥栖のゴール前からのクリアーボールがサンガ陣内に転がってきた。そのボールを角田選手が上野選手にバックパス。そのバックパスを上野選手がすばやくクリアー。・・・せずに、何を物思いにふけっていたのか上野選手はゆっくりとボールに近寄って行く。その上野選手とは対照的に、すばやく走り込んできた藤田選手の姿が目に入った際に、上野選手は焦ってクリアーするが、時すでに遅し・・・。ボールはその藤田選手の体に当たり、ボールを奪われてしまう。そして、藤田選手に左足で無人のゴールへ流し込まれてゴールイン。(なにやっとんねん!)このあとサンガは引いて守る鳥栖の堅守に攻めあぐねていた。パスの出しどころを探し、中盤からバックパスで最終ラインに戻すなど、イライラ感が募っていたその時だった。前半19分、右サイドの平島選手のクロスを、ゴール中央のパウリーニョ選手がアクロバチックなシュートでゴールネットを揺らす。ゴ〜〜ル!! このパウリーニョ選手の技ありの得点で鳥栖も守ってばかりはいられなくなり、守備を重視しながらも機を見て攻め込んでくる。一方の我らがサンガは最終ラインでボールをまわすと言う、お馴染みのシーンで攻めあぐねる・・・。パスの出しどころがなく、迷った挙句、闇雲にロングボールを前線に放り込むと言うありさま・・・。決定機を作っているのは、むしろ鳥栖の方が多く、試合は鳥栖のペースで進んでいた。サンガサポーターは何とも言えない虚しさを感じながら前半は終了。1−1のまま後半へ・・・。

『あの〜、ひょっとして引き分け狙いなん? なんでもっとアグレッシブにプレーできひんの?』


(後半)

サンガは後半から森岡選手に代えて秋田選手を投入と、前半で問題が顕著に現れた攻撃陣ではなく、守備陣の選手交代を行う。(森岡選手はどうやら右ひざを痛めての負傷交代の模様)ハーフタイムで上野ヘッドコーチの檄が飛んだのか、サンガは後半の序盤からエンジン全開で前掛かりに攻め込む。前半ではほとんどなかったサイドからの攻撃も見られるようになってくる。最終ラインでチンタラとパスをこねくり回すシーンも少なくなり、ワンタッチで素早くボールをまわし、前半に比べると攻撃のリズムが格段に良くなってきた。後半12分、中払選手に代えて渡邉選手を投入。サンガが前ががりに攻め込み、鳥栖はカウンターやセットプレーなどの数少ないチャンスで好機を作るという試合展開となる。サンガはボールを支配し、鳥栖陣内に圧倒的に攻め込むも、相手DFと相手GKの好守に阻まれ、なかなか鳥栖のゴールをこじ開ける事ができない・・・。こんな時は試合の流れを変える事ができる加藤選手を投入してほしいところだが、サンガベンチは微動だとしない・・・。(なんで動かへんねん!!)試合が終盤に差しかかった後半38分、サンガベンチはようやく重い腰をあげて、石井選手に代えて加藤選手を投入する。このあとはサンガが怒涛の攻撃を仕掛け、鳥栖陣内で試合が進むが、やはり鳥栖のゴールをこじ開けられない。なんとか1点を、と祈るような気持ちで応援するサポーター・・・。そうこうしているうちにロスタイムに突入してしまう。そのロスタイムは4分間。その長いロスタイムも、サンガが懸命に攻め込むが、結局、最後まで鳥栖の守備陣を崩す事ができず、1ー1のまま試合は終了。

今節、湘南が水戸を降して勝ち点「3」を加えたため、サンガは6位に順位を落としてしまった。首位の札幌が対戦がなく、幸いにも上位陣がドローで勝ち点を落としてくれたのが救いだが・・・。

『はぁ〜、ため息しか出ません。なんで前半からもっと攻め込まへんかったん?』


【 サンガの得点シーンの図解 】


【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 上野     2 気を抜きすぎです。あのバックパスは簡単にクリアーできるでしょう。
DF 平島     3 Jリーグ100試合出場おめでとうございます!!
DF 角田     2 もしかして、上野選手の足技の技術を知らなかったん?
DF 森岡     3 屈辱の前半のみでの途中交代は、負傷が原因のようですね。
DF 三上     3 自ら開幕戦と語ったこの試合。だが、その開幕戦を勝利で飾れず。
MF 斉藤     3 ミドルが決まらず。試合ごとに精度は上がってはきているが・・・。
MF 石井     3 相手が相手だけに、もっと積極的に攻め上がってほしかった。
MF 徳重     3 サンガでもっとも得点の臭いがする選手。・・・が入らない。
MF 中払     3 持ち前の運動量でピッチを駆け回るが・・・。
FW アンドレ   3 数多くのチャンスがあったが決められず・・・。
FW パウリーニョ 4 さすが『点取屋』。この得点で波に乗ってほしい。


途中出場
DF 秋田     3 若手にもっと戦う気持ちを植え付けて下さい。
MF 渡邉     3 もっと、もっと、強引にドリブルで勝負してほしい。
FW 加藤     − 投入が遅すぎます。後半の頭から使うべきです。


監督 上野     2 美濃部監督もそうですが、なんで加藤選手の投入が遅いの?


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   □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
   ■                          □
   □           パウリーニョ         ■
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【 他会場の試合結果 】

東京ヴェルディ1969 0-3 徳島ヴォルティス
得点者:【徳】青葉、クレベルソン、羽地

愛媛FC 0-1 ザスパ草津
得点者:【草】チカ

水戸ホーリーホック 0-2 湘南ベルマーレ
得点者:【湘】坂本、石原

モンテディオ山形 3-3 ベガルタ仙台
得点者:【山】小原、豊田、宮沢 【仙】中島、オウンゴール、ロペス

アビスパ福岡 2-2 セレッソ大阪
得点者:【福】リンコン、林 【大】前田、中山


【 Jリーグディビジョン2 順位表(第11節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  コンサドーレ札幌    │  21 │  7 │
│ 2位│  ベガルタ仙台      │  20 │ 11 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│  アビスパ福岡      │  18 │ 11 │
│ 4位│  湘南ベルマーレ     │  18 │  9 │
│ 5位│  モンテディオ山形    │  18 │  5 │
│ 6位│  京都サンガF.C.     │  17 │  3 │
│ 7位│  東京ヴェルディ1969 │  13 │  0 │
│ 8位│  ザスパ草津       │  13 │ −5 │
│ 9位│  セレッソ大阪      │  11 │ −1 │
│10位│  徳島ヴォルティス    │  10 │ −2 │
│11位│  愛媛FC        │   8 │ −9 │
│12位│  サガン鳥栖       │   8 │−13 │
│13位│  水戸ホーリーホック   │   3 │−16 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘

※コンサドーレ札幌は、今節は試合なし


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