2007年度 観戦記 東京ヴェルディ1969戦[第14節] 5月6日(日)
もっとも負けたくない相手に、今季初の4失点での惨敗
京都サンガF.C. 1−4 東京ヴェルディ1969 得点者:【京】アンドレ 【東】フッキ(3)、ディエゴ
【 試合前の見所 】
現在、5位の京都サンガF.C.と、9位の東京ヴェルディ1969との対戦です。
サンガは前節、無敗を誇るベガルタ仙台相手に、前半25分に徳重選手とパウリーニョ選手の絶妙のコンビネーションで先制点を奪い、サンガペースで前半を折り返す。迎えた後半は打って変わって仙台ペースとなるが、なんとかその仙台の猛攻に耐え、前半にあげた虎の子の1点を守りきり、1−0で逃げ切りました。この値千金の勝利で、首位の福岡との勝ち点差を「4」に縮め、順位も5位に浮上。だが、この勝利に喜んでばかりはいられません。今季のJ2は第1クールを終えた時点で、首位の福岡と5位のサンガとの勝ち点差、わずか「4」の間に、5チームがひしめく大混戦となっているからだ・・・。今節の相手は現在9位の東京ヴェルディ1969。その東京Vは第4節までは快調に首位をひた走っていたが、徐々にその勢いは消沈し失速。気が付けば9位と言う順位に甘んじている。現在は泥沼の7連敗中で、前節は最下位の水戸相手に5失点を喫しての惨敗と言うありさま。その水戸戦のあと、早くも監督解任の噂が現実味をおびてき、今節終了後にも監督解任が発表されそうな勢いだ。サンガは快勝して、サンガサポーターの悪評が高いラモス監督にきっちりと引導を渡したい。
さて、サンガは東京Vをくだして、心地よく第2クールのスタートダッシュを切りたいところだが、果たして結果はいかに・・・。
【 試合内容 】
(前半)
今節は累積イエローで徳重選手が出場停止。その代わりに中山選手が久々のスタメン出場で左サイドを務める。その他は前節と同様のスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤は両チーム共に雨でぬかるんだピッチの影響か、パスがうまくつながらないものの、攻守の入れ替わりが激しい試合展開となっていた。そんな試合が動いたのは前半7分、左サイドを三上選手が駆け上がり、その三上選手からファーサイドにクロスボールがあがった。そこに待ち構えていたのはアンドレ選手。そのアンドレ選手は、遅れてマークに来た相手DFをもろともせず、相手GKの位置をよく見て、狙い済ましてヘディングシュートを放った。ゴ〜〜ル!! サンガが早い時間帯で先制点を奪う。だが、その10分後の前半17分、サンガの右サイド遠めから、フッキ選手が左足で放ったグラウンダーのミドルシュートがサンガのゴールマウスに吸い込まれ、早くも試合は振り出しに戻ってしまう。このあと、一進一退の攻防が繰り広げられるが、前半27分、上野選手が試合序盤(前半9分)に廣山選手との接触プレーで右ひざを負傷した傷が癒えず、この時間帯で平井選手と負傷交代となる。この交代劇で何か不吉な予感がしたが、見事にその嫌な虫の知らせが適中してしまう・・・。前半35分、サンガの右サイドを服部選手、ディエゴ選手と簡単につながれ、最後はフッキ選手にボールが渡った。そして、ここからフッキ選手のワンマンショーが始まる。まずは、そのフッキ選手に付いていた角田選手がいとも簡単にドリブルで振り切られる。対応に行ったチアゴ選手もフッキ選手の巧みな切り返しでかわされ、最後はそのフッキ選手の強烈な右足が炸裂。最後の砦となる平井選手の手が僅かにボールに触れるが、弾き出す事はできず。無情にもサンガのゴールネットを揺らしてしまった。サンガはなんとかこの嫌な流れを変えたいところだが、このあと、なぜか主審が東京Vを後押しするシーンが・・・。前半39分、右サイドの渡邉選手のクロスボールがゴール中央にあがる。アンドレ選手と相手DFが競り、相手DFがクリアーしたボールが直接ゴールラインを割った。当然の如くサンガに「コーナーキック」が与えられると思いきや、主審が下した判定は「ゴールキック」。その誤審に異議を唱えた(実際は異議ではなかった模様)アンドレ選手がイエロー。なんとも、もどかしい判定に場内はブーイングの嵐・・・。このあと試合は動かず、そのまま前半は終了。サンガが1点ビハインドのまま後半へ・・・。
『やっぱりフッキ選手は怖いなぁ・・・。それにしても、主審の判定はどうなんやろぉ・・・。』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。なんとか早い時間帯に同点に追いつきたいサンガは、後半の立ち上がりから前掛かりに攻め込むが、その気持ちが裏目に出てカウンターを喰らう結果に・・・。後半7分、サンガの左サイドをフッキ選手にドリブルで崩される。そのフッキ選手にはチアゴ選手が付いていたが、スピード勝負には分が悪く簡単に振り切られ、ゴール前にクロスボールをあげられる。ファーサイドに走り込んできた廣山選手には平島選手が対応しクリアーするも、そのクリアーボールを詰めていたディエゴ選手に押し込まれゴールイン。サンガは2点差に突き放される。後半9分、前半から消極的なプレーに終始し、あまり機能していなかった中山選手をあきらめ倉貫選手を投入。サンガはこの倉貫選手を攻撃の起点に攻め込むが、依然として東京Vゴールを割ることはできない。後半24分、サンガベンチは石井選手を代えて美尾選手を投入し、斉藤選手のワンボランチにし、得点を奪いに行こうと試みるが、次の得点を奪ったのは東京Vの方だった・・・。後半38分、サンガの右サイドでフッキ選手がチアゴ選手にショルダータックルをし、ボールを奪う。チアゴ選手はファールだと思いプレーを止めてしまうが、主審の笛は鳴らずプレーは続行。ボールを奪ったフッキ選手自身も「エッ、いいの?」と言った感じで一瞬プレーが止まるも気を取り直し、平井選手の動きを良く見て、その平井選手をあざ笑うかのように軽くフェイントを入れ、左足でゴールに流し込みゴールイン。サンガの息の根を止める4点目を決められてしまう。サンガはなんとか1点でも返したいところだが、ロスタイムの3分間も得点を奪う事はできず試合は終了。
前節終了時に首位の福岡は、今節は試合がないため、今節勝ち点「3」を積み上げた山形が首位に浮上。その山形とサンガの勝ち点差は「7」と開き、順位も湘南に抜かれて6位に1ランクダウン。そして、この試合の翌日、東京Vの監督続投が発表された・・・。
『あかん、気分悪いわぁ・・・。一番負けたくないチームに惨敗してしまいましたから・・・。』
【 サンガの得点シーンの図解 】

【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 上野 3 危険を恐れない飛び出しには頭が下がります。
DF 平島 2 オーバーラップも少なく、クロスもあまり上げられず。
DF 角田 2 フッキ選手を苛つかせるような激しいプレスがなかった・・・。
DF チアゴ 2 高さには強かったが、スピード勝負には惨敗・・・。
DF 三上 3 先制点を奪ったクロスは良かったが、あとが続かず・・・。
MF 斉藤 3 またもやミドルがクロスバーに直撃。いつになったら入るの?
MF 石井 3 バランスを崩してまでも前線に顔を出してましたが・・・。
MF 中山 2 プレーに甘さを感じます。もっとハングリーに!!
MF 渡邉 3 ドリブル突破と、負けん気の強さは買っているのですが・・・。
FW アンドレ 3 先制点を奪った時は、今日は行けると思ったのですが・・・。
FW パウリーニョ 2 フリーキックの精度を欠く。せめて枠には飛ばしてほしい。
途中出場
GK 平井 2 試合感が戻ってないのか、交代後に屈辱の3失点。
MF 倉貫 3 今後に期待を持てるワンタッチプレーで流れを引き寄せるも・・・。
MF 美尾 3 気持ちが伝わってきました。このような選手を使ってほしい。
監督 美濃部 2 前回対戦時にフッキ選手を防いだ秋田選手をなぜ使わなかったの?
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 該当者なし ■
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【 他会場の試合結果 】
コンサドーレ札幌 1-0 ベガルタ仙台 得点者:【札】曽田
愛媛FC 0-1 モンテディオ山形 得点者:【山】根本
水戸ホーリーホック 1-1 徳島ヴォルティス 得点者:【水】塩沢 【徳】クレベルソン
サガン鳥栖 1-0 セレッソ大阪 得点者:【鳥】廣瀬
湘南ベルマーレ 3-2 ザスパ草津 得点者:【湘】石原、アジエル、斉藤 【草】氏原、高田
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第14節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ モンテディオ山形 │ 27 │ 11 │
│ 2位│ コンサドーレ札幌 │ 27 │ 8 │
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│ 3位│ アビスパ福岡 │ 24 │ 14 │
│ 4位│ ベガルタ仙台 │ 23 │ 11 │
│ 5位│ 湘南ベルマーレ │ 21 │ 4 │
│ 6位│ 京都サンガF.C. │ 20 │ 1 │
│ 7位│ 東京ヴェルディ1969 │ 16 │ −2 │
│ 8位│ ザスパ草津 │ 16 │ −6 │
│ 9位│ セレッソ大阪 │ 15 │ −1 │
│10位│ サガン鳥栖 │ 14 │−12 │
│11位│ 徳島ヴォルティス │ 12 │ −3 │
│12位│ 愛媛FC │ 8 │−11 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 7 │−14 │
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※アビスパ福岡は、今節は試合なし
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