トップページ年度別チームデータ2007年度 観戦記 > 第16節

2007年度 観戦記 ザスパ草津戦[第16節] 5月19日(土)

ロスタイムの劇的ゴールで、チームを勝利に導く

ザスパ草津 0−1 京都サンガF.C.
得点者:【京】徳重


【 試合前の見所 】

現在、6位の京都サンガF.C.と、8位のザスパ草津との対戦です。

サンガは前節、7戦無敗のアビスパ福岡相手に2点を先制されるが、前半のうちにアンドレ選手と斉藤選手の得点で同点に追いつく。そして、迎えた後半、この試合絶好調のアンドレ選手が2得点を追加して、見事な逆転劇で、4−2で勝利をおさめた・・・。今節の相手は現在8位のザスパ草津。前回の対戦では中山選手のファインゴールで先制するも、後半ロスタイムにその中山選手の不用意なプレーから失点を許し、まさかのドローと言う結果に終わっている。サンガはここまで昇格争いのライバルチームにはきっちりと勝っているにもかかわらず、6位と言う順位に甘んじているのは、草津のような中位以下のチームとの対戦で勝ち点を取りこぼしているからだろう。その草津は前節の仙台戦で1−3で敗れてはいるものの、第13節では堅守を誇る札幌相手に2得点をあげて勝利をおさめている。8位と言えども、決して簡単に勝てる相手ではないと言うことをしっかりと肝に銘じて試合に臨みたい。

さて、サンガはきっちりと勝って、福岡戦の勢いを継続させたいところだが・・・。


【 試合内容 】
(前半)

サンガは平島選手が練習中に足の違和感を覚え、大事を取って欠場となり、その右SBは渡邉選手が務める。そして、今季初めて倉貫選手が右サイドでスタメン出場となった。その他は前節と同様のスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤はほぼ互角の展開。試合はこう着状態のまま時間だけが刻々と過ぎて行く。サンガの攻撃は、リズムがつかめない時に良く見られるこの光景がこの試合でも目の当たりになってしまう。その光景とは「パスの出しどころがなく最終ラインでパスを回し、苦し紛れに前線にロングボールを放り込む」と言う光景だった。対する草津はサンガが前掛かりに攻め込んできた際に、カウンター攻撃を仕掛け、数少ないチャンスをものにしようと言う戦術で対抗する。ボールの支配率こそはサンガの方が上だが、この展開は草津のペースと言っても良いだろう。いや、草津のペースと言うべきだろう。終始同じような試合展開のまま前半は終了。0−0のまま後半へ・・・。

『なんか嫌な展開やなぁ・・・。早めの選手交代で流れを変えないと、やばいぞぉ・・・。』


(後半)

両チーム共に選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。後半に入っても、サンガの選手からは「どうしても勝ちたい」と言う気持ちが感じられず、後半も前半と同じように、表現は悪いが「甘ったるい」試合展開が続いていた。そこで、サンガベンチが動く。後半24分、斉藤選手に代えて加藤選手を投入する。この加藤選手の投入で攻撃のバリエーションは増えるも得点は奪えず。依然として試合は均衡状態のまま時間だけが刻々と過ぎて行く。そんな中、後半35分、草津の守備の要であるチカ選手がアンドレ選手との接触プレーで、この日2枚目のイエローで退場となる。決してイエローが出るようなラフプレーではなかっただけに、サンガにとっては「幸運」だが、草津にとっては「不運」としか言いようのない判定だろう・・・。このあと、数的不利に陥り、引き分け狙いに切り替えた(?)草津に対し、ようやくエンジンに灯がともったサンガが怒涛の攻撃を仕掛ける。さらに、後半39分、倉貫選手に代えて田原選手を投入して前線の枚数を増やし、一気に勝負に出る。この田原選手とアンドレ選手のツインタワーで草津のゴールを狙うが、やはり得点が奪えない。そうこうしているうちに、約3分間のロスタイムに突入してしまう・・・。「また、ドローかぁ・・・。」そう、諦めかけたサポーターも少なからずいたのではないだろうか・・・。だが、その後半ロスタイムに劇的なドラマが待っていた。そのドラマのオープニングはコーナーキックだった。パウリーニョ選手の右からのコーナーキックをファーサイドのアンドレ選手が頭で落とす。そのボールはゴールを背にし、相手DFを背負った徳重選手に渡った。その徳重選手は右足で絶妙なトラップでボールをコントロール。そして、背負っていた相手DFを左手で上手くブロックし、振り向きざまに右足を振り抜いた。ゴ〜〜ル!! ゴ〜〜ル!! ゴ〜〜ル!! 相手GKが一歩も動けなかったボレーシュートは、見事にゴールネットに突き刺さった。サンガが土壇場で値千金のゴールをあげ、ほぼ勝利を手中にいれる。後半ロスタイム、パウリーニョ選手に代えて中山選手を投入。そして、その直後にサンガの勝利を告げる試合終了のホイッスルが吹かれた。

今節、順当に水戸を降した首位の札幌との勝ち点差は「7」と変動はないが、順位は今節勝ち点を落とした福岡と湘南を抜き去りサンガが4位に浮上。首位グループの熾烈なJ1昇格争いは、まだ始まったばかりだ・・・。

『勝利は素直に喜びたいけど、こんな勝ち方しかできないなんて・・・。う〜ん、きついなぁ・・・。』


【 サンガの得点シーンの図解 】


【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 平井     3 クロスバーに直撃のシュートなど、少々危険な場面もあったが・・・。
DF 渡邉     3 サイドバックの選手ではないような気がするのですが・・・。
DF 角田     4 対人プレーの強さを見せ、無失点に貢献。
DF チアゴ    3 闇雲にロングボールを放り込んでも意味がないと思いますが・・・。
DF 三上     3 得意のふんわりクロス(?)も少なく、決定機を演出できず。
MF 斉藤     3 攻撃の起点となれず。屈辱の途中交代も仕方なしか・・・。
MF 石井     3 斉藤選手がピッチを去ったあとに、攻撃の起点となってほしかった。
MF 徳重     5 試合序盤から虎視眈々とゴールを狙う。値千金の決勝点をありがとう!!
MF 倉貫     3 プレーがワンテンポ遅いような気がするのですが・・・。
FW アンドレ   4 ロスタイムの徳重選手へのアシストはお見事でした。
FW パウリーニョ 3 何度もシュートを放つが枠には飛ばず・・・。


途中出場
MF 加藤     4 斉藤選手からのホットラインが見たかったのですが・・・。
FW 田原     3 前線でアンドレ選手と並ぶと迫力がありますね。
MF 中山     − この選手を育てると言う余裕があれば良いのですが・・・。


監督 美濃部    2 嫌な流れを変えるのは主審ではなく、貴方の役目ですよ。


   □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
   ■                          □
   □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
   ■                          □
   □           徳重 隆明          ■
   ■                          □
   □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


【 他会場の試合結果 】

コンサドーレ札幌 3-0 水戸ホーリーホック
得点者:【札】ダヴィ、カウエ、曽田

アビスパ福岡 1-2 サガン鳥栖
得点者:【福】宮本 【鳥】藤田、地

東京ヴェルディ1969 1-0 湘南ベルマーレ
得点者:【東】吉武

ベガルタ仙台 1-2 徳島ヴォルティス
得点者:【仙】中島 【徳】丹羽、石田

セレッソ大阪 0-2 愛媛FC
得点者:【愛】田中、三木


【 Jリーグディビジョン2 順位表(第16節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  コンサドーレ札幌    │  33 │ 12 │
│ 2位│  モンテディオ山形    │  28 │ 11 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│  ベガルタ仙台      │  26 │ 12 │
│ 4位│  京都サンガF.C.     │  26 │  4 │
│ 5位│  アビスパ福岡      │  24 │ 11 │
│ 6位│  湘南ベルマーレ     │  24 │  7 │
│ 7位│  東京ヴェルディ1969 │  20 │ −1 │
│ 8位│  サガン鳥栖       │  18 │−11 │
│ 9位│  徳島ヴォルティス    │  16 │ −2 │
│10位│  ザスパ草津       │  16 │ −9 │
│11位│  セレッソ大阪      │  15 │ −4 │
│12位│  愛媛FC        │  11 │−13 │
│13位│  水戸ホーリーホック   │   7 │−17 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘

※モンテディオ山形は、今節は試合なし


← 前節へ戻る                  次節へ進む →


△ページの最上部へ