2007年度 観戦記 水戸ホーリーホック戦[第23節] 6月24日(日)
水戸の猛攻を1失点に凌ぎ切り、3位をキープ
京都サンガF.C. 2−1 水戸ホーリーホック 得点者:【京】田原、パウリーニョ 【水】オウンゴール
【 試合前の見所 】
現在(前節終了時)、3位の京都サンガF.C.と、最下位の水戸ホーリーホックとの対戦です。
サンガは前節、2位のベガルタ仙台に5−1で快勝し、勝ち点でその仙台に並びました。終了間際の1失点はいただけないが、それ以外はほぼ完璧と言っても良く、久し振りに「快勝」と評しても良い試合を拝ませてもらった・・・。今節の相手は現在最下位に甘んじている水戸ホーリーホック。その水戸は、前々節は難敵の山形に2−1で競り勝ち、前節は愛媛を3−0で降しての快勝と、最下位ながらも現在2連勝中と、復調の兆しをみせている模様。サンガと水戸との第1クール(第7節)の対戦では、サンガがパウリーニョ選手と西野選手の得点で2点を先制するも、後半に手島選手がその日2枚目のイエローで退場となったあとは防戦一方となってしまう。結果として2−0で勝つには勝ったが、内容的には決してほめられるものではない試合だった・・・。サンガは前節、あのような形で快勝したので、今節は累積警告で出場停止であるチアゴ選手以外はスタメンに大きな変動はないと思われる。好調を維持している徳重選手、倉貫選手の両選手のベテランならではの味のあるプレー、田原選手のポストプレー、そして、パウリーニョ選手の決定力、これらの全てがマッチすれば、今節も大量得点が期待できそうだ。最後に、相性の良い水戸が相手だが慢心せず、前節のような勝ちたい気持ちを全面に出したプレーをみせてもらいたい。
さて、サンガは水戸を降して連勝し、2位の仙台に喰らい付いておく事ができるのか、それともまさかの取りこぼしで順位を落としてしまうのか、果たして結果はいかに・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは大方の予想通り、累積警告で出場停止のチアゴ選手に代わり、出場停止明けの角田選手がそのCBのポジションを務める。その他は前節と同様のメンバーで試合の臨む。激しい雨の中、試合が進むが、その雨の影響もあるのか、試合序盤はボールが足元に納まらず、パスも効果的につながらず、互いにボールを蹴り合うだけの乱雑な試合展開となっていた。(試合展開は五分五分か・・・。いや、このペースは寧ろ、水戸のペースと言っても良いかもしれない・・・。)残念ながらサンガは攻撃の形が作れず、前節とは全く違ったチームに陥ってしまっていた。しかし、そんな嫌な流れを掻き消す出来事が・・・。前半28分、右サイドに流れていたパウリーニョ選手から中央の徳重選手の右足、田原選手の頭、左サイドの斉藤選手と、すべてワンタッチでつなげる華麗なパスワークを披露。そして、その斉藤選手の中央への左足でフワッと浮かしたクロスボールが田原選手の頭にピンポイントであった。ズドン!! 田原選手が狙いすまして放った強烈なヘディングシュートは、見事に左サイドネットに突き刺さった。ゴ〜〜ル!! サンガはこの値千金の得点を足掛かりに、畳み掛けるような攻撃を期待したいところだが、このあとは互いにチャンスを見出す事はできずに、試合はこう着状態となる。サンガが1点リードのまま後半へ・・・。
『良い形で先制点を奪えました。でも、まったく楽観視はできません。水戸の一発が恐いです。』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。前半はほとんどの時間帯がこう着状態と化していたが、後半は早い時間帯で試合が動く。後半3分、水戸のコーナーキックがサンガのゴール前にあがる。平井選手がパンチングで逃れようと懸命に手を伸ばすが僅かに届かず。そのボールを秋田選手がヘディングでクリアーしようとした(?)ボールが、なんとそのままゆっくりとゴールに転がって行き、サンガのゴールマウスに吸い込まれてしまった。(唖然・・・。茫然自失・・・。)嫌な形で失点してしまったサンガは、気を取り直して反撃に転じたいところだが、やはり雨でぬかるんだピッチの影響か、意思の疎通が出来ていないのか、パスが思うようにつながらず、攻撃の形を作れない・・・。(良い動きをしてる田原選手に簡単に放り込んで、そのセカンドボールから好機を作ればと、素人ながらに思うのだが・・・。)だが、そんなど素人の余計な勘ぐりは取り越し苦労となった・・・。後半11分、中盤右サイドで相手DFのクリアーミスを奪ったパウリーニョ選手がドリブルで持ち上がり中央に切れ込む。そして、中央やや左まで流れた後、迷わず左足で放ったグラウンダーのシュートは見事にゴールネットに突き刺さった。ゴ〜〜ル!! このあとサンガは、得点を奪い勢いづいたパウリーニョ選手を走らせて、好機を演出するシーンが多く見られる。だが、水戸もセットプレーから好機を演出し、サンガがあわや失点と言うシーンも見られる。(やや、水戸ペースか・・・。)後半25分、サンガベンチは倉貫選手に代えて渡邉選手を投入と曲面打開を試みる。だが、やはり水戸のペースは変わらず、サンガは防戦一方となってしまう。後半31分、徳重選手に代えて中払選手を投入。この交代の直後から、先程投入された渡邉選手のドリブル突破からチャンスを見出すが、依然として水戸を突き放す追加点が入らない・・・。後半36分、田原選手に代えて西野選手を投入。このあと、サンガには得点の予感は感じられず、サンガが水戸の猛攻をいかに凌ぎ切るかと言うところが、試合の着眼点となっていた。そして、なんとかその水戸の攻撃を凌ぎ切り、2−1でサンガが逃げ切り試合は終了。
サンガは勝つには勝ったが、またもや下位チーム相手に苦戦を強いられる結果となってしまった・・・。
『よかったぁ・・・。なんとか勝てた。それにしても、水戸は思っていたより良いチームですね。』
【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
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2点目
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【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 3 あの失点は、秋田選手とのコミュニケーション不足が原因だったのでは?
DF 平島 3 怪我人が続々と復帰する状況で、スタメンの座を守り切れるか・・・。
DF 秋田 3 失点シーン、きっちりとクリアーしてほしかったぁ・・・。
DF 角田 4 激しい気持ちはうれしいのですが、ゴール前でのファールには要注意!
DF 三上 3 地味ですが、水戸の攻撃の根を摘み取ってました。
MF 斉藤 4 田原選手への折り返しのパスが先制点を演出。まさに、ピンポイント!
MF 石井 3 攻撃参加は少なかったが、中盤で水戸の攻撃を未然に防ぐ。
MF 徳重 3 雨でぬかるんだピッチでも、独特のドリブル突破で好機をお膳立て。
MF 倉貫 3 無念の途中交代。ちょっと連戦の疲れが出てきたか・・・。
FW 田原 4 得点も良かったが、前線からの守備も良かったですね。
FW パウリーニョ 5 ボールを奪ってからシュートまでが早かったぁ・・・。
途中出場
MF 渡邉 5 途中出場ながらも、良いクロスやドリブル突破でチャンスを演出。
MF 中払 4 熱いハートの持ち主です。ちゃんと伝わってきましたよ。
FW 西野 − 試合の流れ的にも、得点を奪う事は厳しかったですね。
監督 美濃部 4 最後に西野選手を投入した強気の采配に拍手を贈ります。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ パウリーニョ ■
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【 他会場の試合結果 】
ベガルタ仙台 3-0 愛媛FC 得点者:【仙】梁、ロペス、菅井
モンテディオ山形 1-2 アビスパ福岡 得点者:【山】宮沢 【福】オウンゴール、アレックス
徳島ヴォルティス 0-2 湘南ベルマーレ 得点者:【湘】原、山口
東京ヴェルディ1969 0-1 コンサドーレ札幌 得点者:【札】曽田
ザスパ草津 0-2 セレッソ大阪 得点者:【大】苔口、古橋
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第23節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 49 │ 17 │
│ 2位│ ベガルタ仙台 │ 38 │ 13 │
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│ 3位│ 京都サンガF.C. │ 38 │ 9 │
│ 4位│ 湘南ベルマーレ │ 36 │ 15 │
│ 5位│ アビスパ福岡 │ 33 │ 9 │
│ 6位│ セレッソ大阪 │ 30 │ 4 │
│ 7位│ モンテディオ山形 │ 30 │ 3 │
│ 8位│ 東京ヴェルディ1969 │ 30 │ 1 │
│ 9位│ サガン鳥栖 │ 30 │ −9 │
│10位│ ザスパ草津 │ 22 │−12 │
│11位│ 徳島ヴォルティス │ 19 │−10 │
│12位│ 愛媛FC │ 17 │−20 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 13 │−20 │
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※サガン鳥栖は、今節は試合なし
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