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2007年度 観戦記 湘南ベルマーレ戦[第24節] 6月27日(水)

サンガが大一番を制し、4位の湘南を突き放す

湘南ベルマーレ 2−4 京都サンガF.C.
得点者:【湘】田村、北島 【京】パウリーニョ(2)、徳重、倉貫


【 試合前の見所 】

現在、3位の京都サンガF.C.と、4位の湘南ベルマーレとの対戦です。

サンガは前節の水戸戦で、前半に先制点をあげるも、後半開始早々にオウンゴールで失点し、同点に追いつかれてしまう。そのあと、パウリーニョ選手の個人技で追加点を奪って水戸を突き放し、なんとか2−1で逃げ切ったが、またしても下位チーム相手に苦戦を強いられる結果となってしまった・・・。今節の相手は現在4位の湘南ベルマーレ。その湘南のここまでの戦歴を見てみると、失点数は「21」と堅守を誇る札幌に続いて少なく、なおかつ、得点数は「36」とリーグトップの仙台に続いての2位と、非常に攻守のバランスの取れたチームだと評価できる。さらに、所属メンバーを見てみると、加藤選手、斉藤選手と言うベテラン選手や、ジャーン選手、アジエル選手と言う日本のサッカーに慣れ親しんだ助っ人外国人、等々、タレントも豊富。チーム自体もここまで、水戸、鳥栖、徳島を降して、只今3連勝中と絶好調で、現在、J2でもっとも恐いチームと言っても過言ではないだろう。その湘南はセットプレーからの得点が多く、サンガの守備陣はそのセットプレーに注意したい。攻撃面については、調子を上げてきている田原選手と、得点ランキング2位のパウリーニョ選手の両FWには、相手DFのマークが厳しくなると予想されるため、徳重選手、倉貫選手、斉藤選手などの2列目の選手の積極的な攻撃参加に期待し、そこから活路を開いて得点につなげたい。

さて、サンガが勝てば仙台の結果次第では、2位浮上もありえるが、負けると4位後退となる重要な意味をなす大一番。果たして結果はいかに・・・。


【 試合内容 】
(前半)

サンガは出場停止明けのチアゴ選手が、秋田選手に代わってスタメンに名をつらねる。その他は前節と同様のメンバーで試合の臨む。試合開始早々、サンガに決定的チャンスが訪れる。前半1分、中盤の徳重選手からのスルーパスが前線のパウリーニョ選手に渡った。そのパウリーニョ選手が得意の左足で放ったシュートは相手GKの真正面に飛んでしまい得点には至らなかったが、サンガは幸先の良いスタートを切った。その直後の事だった・・・。前半3分、中盤で湘南のキーマンとなっているアジエル選手に徳重選手がプレスをかけたのが功を奏し、そのアジエル選手の足元からボールがこぼれる。そのこぼれ球を斉藤選手が奪い取り、すぐさま前線のオープンスペースにフワッと浮かしたパスを繰り出した。そのスペースに走りこんだのはやはりこの人、パウリーニョ選手。誰よりも速くそのボールに辿り着き、飛び出してきた相手GKをヘディングでかわし、相手DF二人に囲まれながらも、左足のアウトサイドでチョコンと蹴り、無人のゴールに流し込んだ。ゴ〜〜ル!! 早い時間帯でサンガが先制点を奪う。このあとは、互いに攻め合い、手に汗握る好ゲームが繰り広げられていた。そして、試合が動く。前半19分、サンガの左サイドをアジエル選手に崩され、最後は角度のないところからの田村選手のクロスボールの蹴り損ね(?)が、直接サンガのゴールマウスに吸い込まれてしまい、試合は振り出しに戻る。このあとは両チームの気持ちと気持ちがぶつかり合う、当たりの激しいプレーが続く・・・。前半の終盤は、前半38分の湘南の加藤選手の右ポストを叩くフリーキックや、前半40分の永里選手の左ポストを叩く強烈な左足のシュートなどで、やや湘南ペースとなっていた。だが、次の得点を奪ったのは、圧されていたサンガの方だった。前半41分、ゴール中央のペナルティエリアの僅か外と言う絶好の位置で、田原選手が倒されてFKを得る。ボールの前には徳重選手とパウリーニョ選手。まず、助走もせずにそのボールにゆっくりと近づいたのは徳重選手だった。その徳重選手がボールをまたいで、パウ・・・。いや、徳重選手がそのまま右足を振り抜いた! ゴールはまっすぐと左上隅に飛んでいく。は、入ったぁ〜!! ゴ〜〜ル!! 徳重選手のすばらしいフリーキックでサンガが追加点を奪った。このあとは両者譲らず、サンガが1点リードのまま後半へ・・・。

『田原選手が消えているのと、平井選手のポジション取りが非常に気になります。』


(後半)

両チーム共に選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。後半の立ち上がりは、リードしているサンガがボールをゆっくりと回し、マイボールをキープしながら、湘南の出方を伺う。対する湘南はリードをされている事もあり、前掛かりに攻め込んでくる。サンガがこのまま後手に回ってしまうのかと不安が胸をよぎったその時だった。後半7分、斉藤選手が左サイドをドリブルで駆け上がり、中央に浮き球のクロスボールを入れる。中央で待っていた田原選手には合わず、相手DFにクリアーされる。だが、そのクリアーボールが倉貫選手の足元に転がった。そして、倉貫選手は無造作にダイレクトで左足を振り抜いた。ゴ〜〜ル!! そのグラウンダーのシュートはゴール右下隅に転がりゴールイン。後半の早い時間帯で、湘南の出鼻を挫く得点がサンガに入った。(よっしゃ! いいぞぉ〜。)後半17分、倉貫選手に代えて渡邉選手を投入。このあと、2点のビハインドを負った湘南がアジエル選手を起点に攻め込んでくる。対する我らがサンガはその前掛かりになった湘南の守備陣の隙をついたカウンター攻撃で防戦する。後半27分、徳重選手に代えて中払選手を投入。時間が経つにつれて、サンガの選手たちによる、焦りの見え出した湘南の選手からボールを奪取してのカウンター攻撃が決まりだすようになり、試合はサンガペースへと移行する。後半34分、足が完全に止まっていた田原選手に代えて西野選手を投入。そして、試合が動く・・・。後半39分、中盤で相手DFからボールを奪った渡邉選手がドリブルでペナルティエリア内に突入。前にいるのは相手DF一人とGKのみ。渡邉選手が自らシュートを撃つ事もできたが、ボールをキープして味方の上がりを待って、右にチョコンとパスを繰り出した。そのパスに反応し、疾風の如く走り込んできたのはもちろんこの選手。パウリーニョ選手は「ありがとう」と言わんばかりにそのボールをかっさらい、トップスピードのまま右足でシュートを放った。ゴ〜〜ル!! 湘南の息の根を止める4点目がサンガに入った。だが、湘南はまだ勝負を捨ててはいなかった。後半41分、アジエル選手のコーナーキックのこぼれ球を北島選手が押し込みゴールイン。サンガは土壇場で2点差に詰め寄られる。しかし、湘南の反撃はここまで。このあと、サンガの守備陣が湘南の攻撃をきっちりと凌ぎ切り試合は終了。

2位の仙台が水戸に順当に勝ったため、残念ながらサンガの2位浮上は、次節以降に持ち越しとなったが、見事に4位の湘南に水を開ける事に成功した。

『よし、よし、よし、よぉ〜〜し、失点はいただけませんが、今日は素直に勝利に喜びます!!』


【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
2点目
3点目
4点目

【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 平井     2 ポストに感謝。あの失点はポジションミスだと思いますが・・・。
DF 平島     4 積極的に攻撃参加し、シュートも放つ。だが、枠には飛ばず・・・。
DF チアゴ    4 ファールギリギリのプレーで、対人プレーはほぼ競り勝つ。
DF 角田     3 課題のセットプレー対策を改めて検討してほしい。
DF 三上     3 上がりが少なかったが守備面で貢献する。もっと、ふんわりクロスを!
MF 斉藤     5 2得点にからむ大活躍。欲を言えば自らの得点もほしいですぅ・・・。
MF 石井     5 中盤や最終ラインでの守備が光る。この選手の守備能力は「◎」。
MF 徳重     4 あのFK、おとりの動きと思ってたのは私だけでしょうか・・・。
MF 倉貫     4 何度も言いますが、ゴール前での落ち着きは只者ではないです。
FW 田原     3 斉藤選手のクロスに、傍観者となっている姿を見て苦笑しちゃいました。
FW パウリーニョ 5 得点ランキングでフッキ選手と並びました。おめでとうございます!!


途中出場
MF 渡邉     5 クロスの精度が良くなってきました。スタメン復帰となるか?
MF 中払     3 決定的なシュートシーンがあったのですが・・・。
FW 西野     − 守備的FWとしての起用が多いですが、腐らずに奮起してほしい。


監督 美濃部    3 首位の札幌に追いつけるように頑張って下さい。勝負はこれからです。


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   □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
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   □           パウリーニョ         ■
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【 他会場の試合結果 】

セレッソ大阪 0-2 東京ヴェルディ1969
得点者:【東】フッキ、オウンゴール

愛媛FC 0-0 アビスパ福岡

水戸ホーリーホック 1-3 ベガルタ仙台
得点者:【水】吉本 【仙】萬代、富田、ロペス

コンサドーレ札幌 2-2 ザスパ草津
得点者:【札】西谷、芳賀 【草】氏原、高田

サガン鳥栖 2-1 モンテディオ山形
得点者:【鳥】山城、高橋 【山】北村


【 Jリーグディビジョン2 順位表(第24節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  コンサドーレ札幌    │  50 │ 17 │
│ 2位│  ベガルタ仙台      │  41 │ 15 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│  京都サンガF.C.     │  41 │ 11 │
│ 4位│  湘南ベルマーレ     │  36 │ 13 │
│ 5位│  アビスパ福岡      │  34 │  9 │
│ 6位│  東京ヴェルディ1969 │  33 │  3 │
│ 7位│  サガン鳥栖       │  33 │ −8 │
│ 8位│  セレッソ大阪      │  30 │  2 │
│ 9位│  モンテディオ山形    │  30 │  2 │
│10位│  ザスパ草津       │  23 │−12 │
│11位│  徳島ヴォルティス    │  19 │−10 │
│12位│  愛媛FC        │  18 │−20 │
│13位│  水戸ホーリーホック   │  13 │−22 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘

※徳島ヴォルティスは、今節は試合なし


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