2007年度 観戦記 徳島ヴォルティス戦[第25節] 7月1日(日)
怒涛のゴールラッシュで、徳島を圧倒
徳島ヴォルティス 0−4 京都サンガF.C. 得点者:【京】田原(2)、パウリーニョ、倉貫
【 試合前の見所 】
現在、3位の京都サンガF.C.と、11位の徳島ヴォルティスとの対戦です。
サンガは前節、3連勝と好調を維持している湘南ベルマーレ相手に競り勝ち、見事に3位と4位の直接対決を制する事ができました。湘南の時間帯も多く、4−2と言う結果が示す程、楽に勝てた試合ではなかったが、サンガが決定機で役者がきっちりと得点を決めたのに対し、湘南がその決定機で決める事が出きなかったのが、勝敗を分けた大きな要因だったのではないだろうか・・・。今節の相手は現在11位の徳島ヴォルティス。その徳島は第16節以来、勝利から見放されている。ここまでの戦歴を見たところ、得点数が「16」と極度の得点力不足に悩まされている模様。だが、失点数が「26」とさほど多くなく、引き分けた試合数が「10」と、引いて守り切って粘り強くドローに持ち込んでいる様子が、過去の戦歴からうかがえる。サンガと徳島との第1クールの対戦(第4節)では、サンガが徳島に先制点を許し、さらに森岡選手がその日2枚目のイエローで退場と、危機的状況に陥ってしまう。そのあと引いて守る徳島の守備陣に攻めあぐねながらも、なんとかパウリーニョ選手のPKでの得点で、1−1のドローに持ち込むと言う、結果に甘んじている。以上のような事から、徳島に完全に引いて守られるとその守備陣を崩すのは容易くないため、徳島に先制点を奪われる事は絶対に避けなければいけない。まずは序盤から積極的に攻めて、こちらが先制点を奪いたい。
さて、サンガは徳島を降して、今節試合がない首位の札幌との勝ち点差を縮めたいところだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは前節とまったく同じスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤、両チームともに守備意識が高く、中盤でボールを奪い合う場面が多く、互いにボールが足元に納まらない状態が続いていた。そんな中、前半の早い時間帯で試合が動く。前半15分、徳島のコーナーキックのあとのプレーで、サンガ自陣で平島選手が相手選手からボールを奪い、すばやく徳重選手へとつなげ、カウンター攻撃を仕掛ける。ボールを受けた徳重選手はドリブルで左サイドを駆け上がり、パウリーニョ選手との絶妙なワンツーで相手DFを翻弄し、一気にペナルティエリア内まで突入。そして、並走していたパウリーニョ選手へラストパスを繰り出した。だが、パウリーニョ選手は相手DFにつぶされて、ボールはつながらず。・・・が、そのクリアーボールが再び徳重選手の元に舞い戻った。角度はなかったが徳重選手は迷わず右足を振り抜いた。その強烈なシュートはクロスバーに当たりゴールならず。だが、そのこぼれ球が逆サイドの田原選手の目前に。その田原選手は落ち着いて胸でワントラップ。そして、無人のゴールに右足で蹴り込んだ。ゴ〜〜ル!! 徳島がゴール前を固める前に、サンガが先制点を奪った。この得点で試合はしばし静寂感が漂うが、再び試合が動く。前半27分、徳島陣内の右サイドで石井選手と倉貫選手が二人でダ・シルバ選手にプレスをかける。このプレスにダ・シルバ選手が堪らず味方に出したボールがミスパスとなり、パウリーニョ選手への絶好のアシストとなった。ボールを受けたパウリーニョ選手は前にいた相手DFをもろともせず、すばやく左足を振り抜いた。ゴ〜〜ル!! その弾丸のようなシュートは見事にゴールネットに突き刺さった。サンガが2点差に突き放す。得点力のない徳島に2点差をつければ、もう安全圏と言っても良いだろう。このあと、サンガは無理には攻め込まず、そのまま前半は終了。・・・ではなかった。前半37分、右サイドで平島選手が倒されてFKを得る。FKのキッカーは徳重選手。その徳重選手の右足から放たれたキックは、田原選手に向かって飛んでいく。田原選手は相手DFを背負いながら、な、なんと、オーバーヘッドシュートを試みる。ゴ〜〜ル!! 右足で放たれたその「キャプテン翼」をほうふつさせるアクロバチックなオーバーヘッドシュートは見事にゴール左上隅に吸い込まれた。(うぉ〜、なんじゃ、このシュートは!!)そして、前半終了のホイッスルが吹かれた。サンガが3点リードのまま後半へ・・・。
『もう、勝利は間違いないでしょう。無失点に守りきって、後半も貪欲に得点を狙いましょう!!』
(後半)
サンガには選手交代はなく、前半と同様のメンバーで試合が再開された。後半に入っても、前半と同じく、もはや安全圏と言っても良い「3点」と言う大差をつけたサンガの余裕の試合展開となっていた。サンガの守備陣は、徳島の決定力不足にも助けられ、ほとんど危ない場面もなく試合が進む。このまま、こう着状態が続くかと思ったその時だった。後半13分、中盤左サイドで三上選手が倒されてFKを得る。徳重選手の右足から放たれたシュート性のフリーキックを、パウリーニョ選手が相手DFと競り合いながらのポストプレー。そのこぼれ球にいち早く反応した倉貫選手が左足を振り抜いた。相手GKが一歩も動く事ができなかったそのシュートは、鋭い弾道でゴールネットに突き刺さった。ゴ〜〜ル!! さらに、サンガに追加点のチャンスが訪れる。後半15分、パウリーニョ選手からの絶妙なスルーパスを受けた田原選手がドリブルでペナルティエリア内に突入。堪らず相手DFがその田原選手を倒し、サンガにPKが与えられた。PKのキッカーはパウリーニョ選手。だが、そのパウリーニョ選手の左足から放たれたシュートは相手GKに防がれゴールならず・・・。徳島の息の根を止める追加点を奪う事ができなかった。しかし、これはご愛嬌。このあとはサンガがボールを支配し、華麗なパスワークで徳島守備陣を翻弄。ほぼサンガのワンサイドゲームと化していた。そして、勝利をほぼ確信したサンガベンチは、後半29分、田原選手に代えて西野選手、後半31分、チアゴ選手に代えて森岡選手を投入と、選手を試す余裕のベンチワークをみせる。試合も終盤になってくると、サンガはさすがに攻め疲れたか、攻撃面に関しては見せ場は少なくなってくる。後半36分、倉貫選手に代えて渡邉選手を投入。後半ロスタイムに、徳島にやや押し込まれる場面もあったが、きっちりと凌ぎ切り試合は終了。
今節も2位の仙台が勝ったため、2位浮上は次節以降に持ち越しとった。次節、その仙台が試合がないため、サンガが勝てば文句なしに2位浮上となる。
『パウリーニョ選手のPK失敗以外は、ほぼ完璧でしたね。よぉ〜し、2位に浮上するぞぉ!』
【 サンガの得点シーンの図解 】
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 4 徳島の決定力不足のおかげで、ほとんど仕事がありませんでしたね。
DF 平島 4 エリア近くでのファールには気をつけて下さいね。ヒヤッとしましたよ。
DF チアゴ 5 ファールをしたあとの笑顔がかわいいです。思わず許してしまいます。
DF 角田 5 ディフェンスラインを高く保って、徳島の攻撃をシャットアウト!
DF 三上 4 もっと田原選手の頭をめがけて、ふんわりクロスを!
MF 斉藤 5 正確なキックが蹴れるのに、なぜシュートは決まらないのかなぁ・・・。
MF 石井 5 中盤での守備は効果的。DF陣は感謝しているでしょうね。
MF 徳重 5 前線からのプレス。そして、奪ってからの速攻はすばらしい!!
MF 倉貫 5 この選手の決定力はすばらしいです。第三のFWと言っても良いですね。
FW 田原 5 まさに「キャプテン翼」のようなシュートでしたね!
FW パウリーニョ 5 PK失敗はいただけませんが、頼れる男が本調子になってきました。
途中出場
FW 西野 3 ライバル達が調子を上げてきてます。負けずに奮起してほしい。
DF 森岡 3 さて、そろそろスタメン復帰といきましょうか・・・。
MF 渡邉 3 スタメンを外れてますが、監督の信頼は得ているようですね。
監督 美濃部 3 余裕が出てくれば、若手選手も起用してほしいですぅ・・・。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 徳重 隆明 ■
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【 他会場の試合結果 】
アビスパ福岡 3-0 水戸ホーリーホック 得点者:【福】田中、リンコン、アレックス
モンテディオ山形 1-0 湘南ベルマーレ得点者:【山】横山
東京ヴェルディ1969 3-1 サガン鳥栖 得点者:【東】大野、船越、フッキ 【鳥】藤田
ベガルタ仙台 1-0 セレッソ大阪 得点者:【仙】ロペス
ザスパ草津 0-2 愛媛FC 得点者:【愛】内村(2)
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第25節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 50 │ 17 │
│ 2位│ ベガルタ仙台 │ 44 │ 16 │
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│ 3位│ 京都サンガF.C. │ 44 │ 15 │
│ 4位│ アビスパ福岡 │ 37 │ 12 │
│ 5位│ 湘南ベルマーレ │ 36 │ 12 │
│ 6位│ 東京ヴェルディ1969 │ 36 │ 5 │
│ 7位│ モンテディオ山形 │ 33 │ 3 │
│ 8位│ サガン鳥栖 │ 33 │−10 │
│ 9位│ セレッソ大阪 │ 30 │ 1 │
│10位│ ザスパ草津 │ 23 │−14 │
│11位│ 愛媛FC │ 21 │−18 │
│12位│ 徳島ヴォルティス │ 19 │−14 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 13 │−25 │
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※コンサドーレ札幌は、今節は試合なし
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