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2007年度 観戦記 サガン鳥栖戦[第28節] 7月14日(土)

豪雨の中、アレモン選手の追悼試合を勝利で飾る

京都サンガF.C. 1−0 サガン鳥栖
得点者:【京】徳重


【 試合前の見所 】

現在、2位の京都サンガF.C.と、7位のサガン鳥栖との対戦です。

サンガは前節のモンテディオ山形戦で先制点を奪われるも、前半ロスタイムにコーナーキックからパウリーニョ選手が同点弾を奪い、良い形で前半を折り返す。そして、迎えた後半、田原選手が追加点をあげての見事な逆転勝利で、天国で見守ってくれたアレモン選手に「勝利」と言う最高のプレゼントを捧げる事ができました。雨で抜かるんだピッチ状態で、数少ないチャンスをものにしたのが、サンガの勝因と言っても良いだろう・・・。今節の相手は現在7位のサガン鳥栖。その鳥栖は前節、ペナルティエリア内でのハンドでPKを献上し、そのPKを愛媛にきっちりと決められ先制点を許す。そのあとは、鳥栖が猛反撃をするが得点を奪えず、下位の愛媛相手に涙を呑んでいる。サンガと鳥栖との今季の対戦成績はサンガの1分け1敗と、結果だけで判断すると鳥栖がやや優勢。内容的にも過去2戦ともに、鳥栖の気迫に圧されているように思われる。今節は、その気迫で負けないように心がけたい。チアゴ選手が怪我の治療のため、ブラジルに一時帰国となったため、守備陣の修正を余儀なくされるが、力がありながらも日頃サブに甘んじている選手たちの奮起に期待したい。

さて、引き分けを挟んで5連勝中のサンガは、このまま連勝街道をひた走る事ができるのか、果たして結果はいかに・・・。


【 試合内容 】
(前半)

サンガはチアゴ選手が累積警告で欠場となった事もあり、左足の怪我の治療のため母国ブラジルに帰国。そのポジションは久々のスタメン出場となる森岡選手が務める。その他は前節と同じスターティングイレブンで試合に臨む。(試合前には約1分間の黙とうをアレモン選手に捧げる。)台風の影響で激しい雨が降りしきる中、試合開始のホイッスルが吹かれた。前節の山形戦と同じく、ピッチは雨でぬかるんでおり、選手が動くたびにその足元からは水しぶきが舞い上がっていた。だが、前節のようにボールがピタッと止まる事はなく、前節と比較すれば、まだプレーしやすいように感じられた。・・・とは言え、短いパスをつなげる事は少なく、ロングボールの応酬戦となっていた。さらに、そのピッチに足をとられて滑ってしまう選手が多く見受けられた。両チーム共に見せ場を作れず、試合はこう着状態のまま、時間だけが刻々と過ぎて行く・・・。そんな中、この試合で最大の見せ場を迎えたのは前半の終了間際だった。前半39分、中盤の斉藤選手がゴール前にフワッと浮かしたボールを入れる。そのボールを徳重選手がダイレクトボレーシュートを放つが、相手GKのファインセーブにあいゴールならず。そのこぼれ球をパウリーニョ選手が左足で押し込みゴールイン。・・・とはいかず、残念ながらボールはバーの上を越えてノーゴール。サンガは数少ないチャンスをものにできなかった。この相棒のシュートミスを嘆いた天国のアレモン選手の涙だろうか、この直後から急に雨がきつくなってくる。この豪雨の影響でボールがまともに転がらないようになってきた・・・。両チーム共に決め手を欠き、0−0のまま後半へ・・・。

『う〜ん、これだけ雨がきつくなると厳しいなぁ・・・。1点勝負となりそうです。』


(後半)

サンガには選手交代はなく、前半と同様のメンバーで試合が再開された。前半終了間際からの豪雨の影響で、ハーフタイム明けの後半は最悪のピッチ状態と化していた。後半9分、そのピッチ状態で今ひとつのできだった倉貫選手に代えて中払選手を投入する。後半も終盤に差しかかり、次第に1点勝負の様相が色濃くなるが、依然としてこう着状態のまま時間だけが刻々と浪費されていく・・・。懸命にプレーしている選手には非常に失礼な話しだが、豪雨の影響で、もはやサッカーがまともにできるようなピッチ状態ではなく、眠気を誘うような試合展開となっていた・・・。だが、そんな眠気が吹っ飛ぶような得点が生まれる。後半33分、相手ゴールキックのボールを斉藤選手がヘディングで弾き返したボールが最前線のパウリーニョ選手への絶好のスルーパスとなった。パウリーニョ選手がトップスピードでそのボールを追うが、勢い余ってボールが足元につかず、ボールがこぼれる。そのこぼれたボールをすばやく奪い取ったのは、同じチームの徳重選手だった。その徳重選手は後ろから走りこんでき、左足で迷わずシュートを放った。そのシュートは相手DFに当たったのが功を奏し、相手GKの虚をつく絶妙のループシュートとなり、ボールはきれいな弧を描きゴールに吸い込まれる。ゴ〜〜ル!! この直後の後半34分、田原選手に代えて、怪我で長期離脱となっていたアンドレ選手を投入する。さらに、後半39分、徳重選手に代えて渡邉選手を投入とサンガベンチは慌ただしく動く。このあとは、値千金の得点を奪ったサンガに、がらりと試合の流れが傾く。さらにサンガが優位となるできごとが・・・。後半41分、中払選手が相手選手に厳しくチャージし、その相手選手を押し倒してしまう。さらに倒れている選手に向かってのアフターチャージを犯し、この一連のプレーで中払選手にイエローカードが掲示される。この中払選手の行為に憤慨した尹晶煥選手が中払選手を突き飛ばし、その報復行為に対して一発レッドで退場となり、サンガは数的優位となった。そして、この退場劇でほぼ自滅状態となった鳥栖には反撃の力はなく、サンガは約3分間のロスタイムも危なげなく凌ぎ切り試合は終了。サンガはホームグラウンドで、アレモン選手の追悼試合を勝利で飾る事ができた。

首位の札幌が台風の影響で順延となったため、消化試合数がサンガの方が多いが、その札幌との勝ち点差を「3」に縮める事ができた・・・。

『正直、ドローでもOKと思っていました。ホント、厳しい試合でした。勝てて良かったぁ・・・。』


【 サンガの得点シーンの図解 】


【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 平井     3 鳥栖の決定力不足にも助けられ、ほとんど仕事はなかったですね。
DF 平島     4 抜かるんだピッチ状態でも、落ち着いた対応で事なきを得る。
DF 森岡     4 派手さはありませんが、堅実さはありますね。
DF 角田     3 遠目からのフリーキックがありましたが、枠を大きくはずす。
DF 三上     3 どんどん得意のふんわりクロスをあげてほしいです。
MF 斉藤     4 2代目の「ミスターサンガ」に任命します!!
MF 石井     3 中盤でこの選手がボールを奪われると、一転してピンチに・・・。
MF 徳重     4 序盤から積極的にシュートを狙った結果が決勝弾につながりました。
MF 倉貫     3 残念ながら、雨に弱い選手のようですね。
FW 田原     3 ポストプレーで貢献するも、焦りからかシュートが枠に飛ばず・・・。
FW パウリーニョ 3 ピッチの影響でボールが足につかず・・・。徳重選手に感謝ですね。


途中出場
MF 中払     4 ファールはいけませんが、結果的に数的優位となりましたね。
FW アンドレ   − お帰りなさい。さぁ、どんどん得点をとりましょう!!
MF 渡邉     − このまま全試合試合出場となるのか・・・。


監督 美濃部    3 さてさて、アンドレ選手と田原選手をどう使いましょうか?


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        □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
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        □           徳重 隆明          ■
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【 他会場の試合結果 】

東京ヴェルディ1969 1-1 モンテディオ山形
得点者:【東】フッキ 【山】根本

ザスパ草津 0-1 湘南ベルマーレ
得点者:【湘】石原

アビスパ福岡 0-1 ベガルタ仙台
得点者:【仙】ロペス

愛媛FC 0-2 セレッソ大阪
得点者:【大】前田、香川


【 Jリーグディビジョン2 順位表(第28節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  コンサドーレ札幌    │  54 │ 18 │
│ 2位│  京都サンガF.C.     │  51 │ 17 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│  ベガルタ仙台      │  47 │ 14 │
│ 4位│  東京ヴェルディ1969 │  43 │  9 │
│ 5位│  湘南ベルマーレ     │  42 │ 13 │
│ 6位│  アビスパ福岡      │  40 │ 12 │
│ 7位│  セレッソ大阪      │  37 │  5 │
│ 8位│  サガン鳥栖       │  36 │−10 │
│ 9位│  モンテディオ山形    │  35 │  2 │
│10位│  愛媛FC        │  24 │−20 │
│11位│  ザスパ草津       │  23 │−17 │
│12位│  徳島ヴォルティス    │  22 │−15 │
│13位│  水戸ホーリーホック   │  13 │−28 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘

※水戸ホーリーホックは、今節は試合なし。
※徳島 VS 札幌は、台風の影響により日程変更。


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