2007年度 観戦記 東京ヴェルディ1969戦[第42節] 9月26日(水)
難敵の東京Vに敗れ、首位の背中が遠のく
京都サンガF.C. 1−2 東京ヴェルディ1969 得点者:【京】パウリーニョ 【東】飯尾、フッキ
【 試合前の見所 】
現在、2位の京都サンガF.C.と、4位の東京ヴェルディ1969との対戦です。
サンガは前々節(前節は試合なし)の水戸戦で、前半の早い時間帯で2得点を奪い楽勝ムードが漂うも、その油断からか課題のセットプレーから失点を許し、1点差に詰め寄られる。そのあとは、無難にその1点を守りきって2−1で試合は終了。無事に勝ち点「3」を積み上げたのは喜ばしい事だが、もはや恒例となっているセットプレーからの失点や、サンガの流れの時に試合を決定付ける追加点を奪えない等々、今後に課題を残す試合となってしまった・・・。今節の相手は現在4位の東京ヴェルディ1969。その東京Vは現在6試合負けなしで、引き分けを挟んで4連勝と好調を維持している。その好調の牽引役となっている得点ランキング1位をひた走るフッキ選手は4試合連続ゴールと、その4試合で7得点をあげ、驚異的な得点力をみせている。このフッキ選手をサンガの守備陣がいかに防ぐかが、この試合のキーポイントとなる事は言うまでもないだろう。サンガと東京Vとの今季の対戦成績は1勝1敗1分けと互角の成績。戦力的にも拮抗している相手をきっちりと降して、因縁の対決に終止符を打ちたい。
さて、サンガはこの試合で勝てば札幌の結果次第では、得失点差で今季初めて首位に躍り出るチャンスだが、果たして結果はいかに・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガはチアゴ選手がスタメン復帰。そして、前節で途中から採用した倉貫選手のボランチ起用に手ごたえを感じたのか、今節は頭から倉貫選手をボランチで起用する。そのため、斉藤選手は左サイドに、徳重選手は右サイドにまわる。その他は前節と同様のスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤は、ボランチ起用の倉貫選手にボールを集めて、その倉貫選手から攻撃を組み立てる戦術のようだった。そんな、戦術的なものをチェックしている時にいきなり試合が動く。前半8分、中盤からサンガの左サイドのオープンスペースにボールが入れられる。そのボールにフッキ選手が猛スピードで走りこみ、ゴールラインを割る直前でそのボールに追いついた。(少し遅れてチアゴ選手が対応に行く)。そのフッキ選手はゴールライン際をフェイントを巧みに使ってチアゴ選手に勝負を仕掛ける。そのドリブル突破をなんとか防ぎたいところだが、その勝負はフッキ選手の楽勝。フッキ選手は簡単にチアゴ選手を抜き去り、中央にラストパスを繰り出した。そして、そのボールをファーサイドの飯尾選手に左足で合わされゴールイン。サンガは早い時間帯で失点を許してしまった。このあと、サンガの守備陣は、フッキ選手には人数を掛けて対応するも、いとも簡単に振り切られ、肝を冷やす場面が多々見られていた。そして、またしてもそのフッキ選手にしてやられるシーンが・・・。前半23分、中盤で大野選手からのパスを受けたフッキ選手が、対応に来たチアゴ選手を簡単にかわしてボールをディエゴ選手に託し、自らは前に突進する。そして、そのディエゴ選手からのリターンをもらったフッキ選手が、これまた対応に来た平島選手をまるで赤子のように簡単にかわして、左足で強烈なシュートを放った。ボールはサンガのゴールネットを揺らしてしまう・・・。サンガは前半のうちに1点でも返しておきたいところだが、試合序盤に攻撃を組み立てていた倉貫選手の存在感が薄く、攻撃陣は遠目から闇雲にミドルシュートを撃つのみ・・・。そんな悪いリズムでも得点を奪ってくれたのは、やはりこの選手だった。前半42分、中盤の徳重選手の右足から浮き球のパスが最前線に放り込まれた。そのパスに反応したのは我らがサンガのエース、パウリーニョ選手。そのパウリーニョ選手は胸でワントラップし、ボールの落ち際を得意の左足でループシュートを放った。そのボールはきれいな弧を描き、相手GKが懸命に手を伸ばした上を通り抜け、ゴールマウスに吸い込まれた。ゴ〜〜ル!! その数分後、前半終了のホイッスルが吹かれる。サンガが1点ビハインドのまま後半へ・・・。
『う〜ん、フッキ選手は危険人物だとは分かっているとは思うんですが・・・。』
(後半)
サンガには選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。なんとか同点に追いつきたい我らがサンガ。ボールをつなげてなんとかゴール前には行くが、東京Vの最後の最後の砦が崩せない。攻撃が手詰まりで、成す術なしといった感じもしていた。選手交代で活路を開きたいところだがベンチはなかなか動かない・・・。後半20分、この時間帯になってようやくサンガベンチが動くが、徳重選手に代えて渡邉選手を投入と、何の変哲もないいつもの選手交代だった。さらに悪い事に、その渡邉選手のスピードを活かしきれない・・・。こんな芳しくない状態であるにもかかわらず、後半28分、斉藤選手に代えて中払選手を投入と、あくまでシステムを変えずに人だけを変えるサンガベンチ・・・。後半30分を経過したあたりから、ようやく先程投入された渡邉選手が活かされてき、右サイドからの崩しで何度か好機を作るが、やはり得点が奪えない・・・。後半37分、アンドレ選手に代えて田原選手を投入。ラスト3分を切ったところで、サンガベンチはようやく重い腰を上げて、チアゴ選手を前線に上げてパワープレーを仕掛ける。(手を打つのが遅すぎ!)。そして、約4分間のロスタイムに突入。サンガに残された時間は僅か4分。その僅か4分の間に2点・・・、いや、この際1点でも構わない。とにかく1点でも良いから、奪い取ってくれ・・・。だが、そんなサポーターの切なる思いも届かず、サンガが1点ビハインドのまま試合は終了。
今節は首位のコンサドーレ札幌がモンテディオ山形に3−0で快勝したため、その差が「6」と広がってしまった。さらに、3位に浮上した東京Vにその差「1」に詰め寄られる。どうする、我らが京都サンガF.C.・・・。
『悔しいけど、今日のラモス監督の采配は良かったと認めざるを得ません。負けを認めます。』
【 サンガの得点シーンの図解 】

【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 2 なんとか事なきを得たが、非常に危ない飛び出しがありました。
DF 平島 3 前半は消えていたが、後半は積極果敢な攻め上がりを見せる。
DF チアゴ 2 フッキ選手との対決は完敗。だが、終了間際のパワープレーは「◎」。
DF 角田 3 累積イエローで次節は出場停止。ゆっくりと休養して下さい。
DF 中谷 2 体力に問題ありか? 後半はスタミナ切れのような感が・・・。
MF 斉藤 3 やはりサイドでの起用は好ましくないと思うのですが・・・。
MF 石井 3 この選手をマンツーマンでフッキ選手につけても良かったのでは?
MF 倉貫 3 確かにボランチでの起用の方が良いかもしれませんね。
MF 徳重 3 コーナーキックが相手に読まれていたような気が・・・。
FW アンドレ 2 ポストプレーで貢献をするも、肝心のシュートが決まらず・・・。
FW パウリーニョ 3 技ありのループシュートで値千金のゴールを奪うも、2点目が奪えず。
途中出場
MF 渡邉 3 もっと勝負を仕掛けてほしい。そして、良いクロスを上げてくれ!!
MF 中払 3 Jリーグ300試合出場を勝利で飾りたかったのですが・・・。
FW 田原 1 チアゴ選手の方が得点の臭いを感じました。この評価に奮起して下さい。
監督 美濃部 1 采配にしても、スタメン選出にしても、監督対決は完敗です。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■ □
□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
■ □
□ 該当者なし ■
■ □
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
仕事から帰宅して、結果を知らないまま京都テレビでパウリーニョのループシュートあたりから見ました(阪急電車の中で紫のタオル巻いた人の表情が沈んでたので大体わかってたんですけどね)。
森岡選手がスタメンと聞いてたので見てみたかったです。残念。
すぐに次節がやってきますね。ここで、絶対に、何が何でもふんばってくれい!
記入日 [2007/09/27] ( 1/3 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
今録画見終わりました。がっくりきてます。今日の負けはこたえますね〜。テレビで見てるとなんかあんまり動けてないように見えましたが、どうなんでしょうか?選手の気迫とかベンチワークとかすべて負けた印象です。。
記入日 [2007/09/27] ( GU さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 他会場の試合結果 】
ベガルタ仙台 0-1 愛媛FC 得点者:【愛】内村
コンサドーレ札幌 3-0 モンテディオ山形 得点者:【札】ダヴィ(2)、藤田
徳島ヴォルティス 2-2 サガン鳥栖 得点者:【徳】橋、石田 【鳥】藤田(2)
セレッソ大阪 2-2 湘南ベルマーレ 得点者:【大】古橋、前田 【湘】アジエル、加藤
アビスパ福岡 3-2 水戸ホーリーホック 得点者:【福】城後、アレックス、リンコン 【水】塩沢、中村
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第42節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 75 │ 22 │
│ 2位│ 京都サンガF.C. │ 69 │ 18 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│ 東京ヴェルディ1969 │ 68 │ 19 │
│ 4位│ ベガルタ仙台 │ 66 │ 12 │
│ 5位│ セレッソ大阪 │ 65 │ 9 │
│ 6位│ 湘南ベルマーレ │ 61 │ 16 │
│ 7位│ アビスパ福岡 │ 60 │ 19 │
│ 8位│ サガン鳥栖 │ 55 │ −6 │
│ 9位│ モンテディオ山形 │ 53 │ −1 │
│10位│ 愛媛FC │ 36 │−24 │
│11位│ ザスパ草津 │ 33 │−27 │
│12位│ 徳島ヴォルティス │ 32 │−22 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 24 │−35 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘
※ザスパ草津は、今節は試合なし。
← 前節へ戻る 次節へ進む →
△ページの最上部へ
|