2007年度 観戦記 湘南ベルマーレ戦[第43節] 9月29日(土)
ロスタイムの悲劇で、2位の座を明け渡す
湘南ベルマーレ 2−2 京都サンガF.C. 得点者:【湘】石原、永里 【京】アンドレ、中谷
【 試合前の見所 】
現在、2位の京都サンガF.C.と、6位の湘南ベルマーレとの対戦です。
サンガは前節の東京V戦で、フッキ選手に良いようにしてやられ、前半の早い時間帯で2点を奪われ、出鼻をくじかれてしまう。我らがサンガも前半終了間際にパウリーニョ選手の技ありのループシュートで1点差に詰め寄るが、これで撃ち止め。惜しくも1−2で敗れ去ってしまった。東京Vは「フッキ頼り」だと、戦う前から分かっていながら、なぜそのフッキ対策を万全にしておかなかったのか、その事が非常に悔いの残る試合となってしまった・・・。今節の相手は現在6位の湘南ベルマーレ。その湘南は、前節、好調のC大阪相手に2度もリードを許すも、その度にしぶとく同点に追いつき、2−2のドローに持ち込んで、堅実に勝ち点「1」を積み上げている。サンガと湘南との今季の対戦成績はサンガの2勝1分けと、結果だけを見るとサンガに分があるが、気の抜けない相手だと言う事は言うまでもないだろう。過酷なサバイバルレースに勝ち抜くためには、連敗だけは絶対に避けなければならない。今節こそ「内容より結果」が全ての重要な試合。とにかく勝って、湘南に「J1昇格争いからの離脱」と言う引導を渡したい。
さて、サンガはこの試合に負ければ、他会場の結果次第で2位の座を明け渡す可能性を秘めているだけに、勝って2位の座を堅守したいところだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは角田選手が累積イエローのため、今節は欠場。そのポジションは久々のスタメン出場となる森岡選手が務める。そして、今節は徳重選手に代わって渡邉選手が右サイドでスタメン起用となった。その他は前節と同様のスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤は互いにボールを蹴り合う、攻守の入れ替えが激しい試合展開となっていた。試合の流れはどちらのペースとも言えず、五分五分と言ったところだろう。このままこの均衡状態が続くかと思いきや、早い時間帯で試合が動く。前半13分、湘南のゴール前、右サイドでパウリーニョ選手が倒されてフリーキックを得る。ボールの前にはパウリーニョ選手と渡邉選手。パウリーニョ選手が直接ゴールを狙うかと思いきや、蹴ったのは渡邉選手だった。その渡邉選手の右足から放たれたボールは、ピンポイントでゴール中央に待ち構えていたアンドレ選手の頭に到達。そして、アンドレ選手が狙い済まして放ったヘディングシュートは、見事にゴールネットに突き刺さった。ゴ〜〜ル!! このあと、湘南に攻め込まれる場面も少なからずあったが、サンガの守備に関する集中力は高く、湘南の決定力不足にも助けられ、湘南の攻撃を防いでいた。結局、そのまま試合は動かず、サンガが1点リードのまま後半へ・・・。
『湘南の決定力不足に助けられています。あと1点が必要です。まだまだ、気は抜けません。』
(後半)
サンガは後半から平島選手に代えて中払選手を投入と、美濃部監督にしては珍しく、早めに選手交代のカードを使ってきた。(渡邉選手を一列下げて、中払選手を右サイドに起用する。)なぜ、そのような選手交代が必要なのか、そんな他愛もない事を考えていたその時だった。前半30秒、中盤の倉貫選手のスルーパスが、左サイドを駆け上がってきた中谷選手につながった。そして、角度のないところだったが、中谷選手はトップスピードのまま強引に左足を振り抜いた。ゴ〜〜ル!! ボールはスライディングに来た相手DFの右足に当たり、そのままゴールネットに突き刺さった。(よっしゃ〜!)ここ最近のサンガにしては珍しく、試合を有利に進める事ができる2点目を早い時間帯に奪う事ができた。この得点のあと、湘南に攻め込まれる時間帯もあったが、サンガの守備陣は落ち着いた対応で、その湘南の攻撃を凌ぐ。そして、攻撃に関しても倉貫選手が上手くゲームをコントロールし、良いリズムで湘南ゴールに襲い掛かる。湘南が前掛かりになって攻めてくると、サンガがそのボールを奪い取り、カウンターを仕掛けると言う、息をもつかせぬ好ゲームを繰り広げていた。後半19分、アンドレ選手に代えて田原選手を投入。徐々に湘南は攻め疲れからか、攻撃の力が弱くなってくる。対する我らがサンガの守備陣は、この試合で当たっている平井選手を筆頭に集中力を切らさず、その攻撃をシャットアウト。後半35分、そんな良い流れの中、パウリーニョ選手に代えて徳重選手を投入する。(えっ!! パウリーニョ選手を下げても大丈夫かぁ・・・。)このまま逃げ切れるかと思いきや、やはり簡単には勝たせてもらえなかった。後半39分、サンガの右サイドのエドワルド・マルケス選手のFKから中央の坂本選手へとつながれ、そこからサンガのゴール前に長いボールが放り込まれた。そのボールにはチアゴ選手とジャーン選手がヘディングで競り合うが、競り勝ったのはジャーン選手だった。そして、ジャーン選手が頭で落としたボールを石原選手に右足で蹴り込まれゴールイン。サンガは土壇場で1点差に詰め寄られる。この1点で試合の行方は分からなくなるも、両チーム共に得点が入らないまま、約4分間のロスタイムに突入する。そのロスタイムにサンガにとっては悲劇が待っていた・・・。後半ロスタイム、サンガの左サイドからジャーン選手がゴール前にボールを放り込む。坂本選手が倒れこみながら頭で落としたボールがゴール前にこぼれた。そして、最後はそのこぼれ球にいち早く反応した永里選手に右足で押し込まれゴールイン。サンガは土壇場で追いつかれてしまった。(絶句・・・。)このあとは点を奪った湘南が押し込み、サンガは防戦一方となってしまう。そして、田原選手の枠を外したヘディングシュートを見届けたあと、無念のドローを告げる試合終了のホイッスルが吹かれた・・・。
今節は東京ヴェルディ1969がコンサドーレ札幌に5−1で圧勝したため、その東京Vに勝ち点で追い抜かれ2位の座を明け渡す事になった・・・。
『結果論かもしれませんが、パウリーニョ選手を下げた事が悲劇を招いた原因だと思います。』
【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
 |
2点目
 |
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 4 不要な飛び出しもなく、今日は当たってたので、2失点は仕方なし。
DF 平島 3 謎の前半での途中交代。怪我でもしたのでしょうか?
DF チアゴ 3 高さと強さには強かっただけに、悔まれる1点目の失点シーン・・・。
DF 森岡 4 この選手のおかげで守備は安定するも、屈辱の2失点・・・。
DF 中谷 4 サンガ移籍後初ゴールおめでとう。ファインゴールでした。
MF 斉藤 3 サイドをえぐるプレーが少ない。そこまで求めるのは酷と言うべきか?
MF 石井 3 奇しくも2度の失点シーンを目前で見る事に。あと一歩早ければ・・・。
MF 倉貫 5 良いパスの配球でゲームをコントロール。常に冷静な選手ですね。
MF 渡邉 3 もっと経験を積んで、常に好プレーができる選手になってほしい。
FW アンドレ 4 記念すべきJ2「6000ゴール」をゲット。おめでとう!!
FW パウリーニョ 3 この選手を下げた事によって、バランスが崩れてしまいました。
途中出場
MF 中払 3 また、見せてくれました。相手にファールを与えるあの名演技(?)。
FW 田原 2 走ってくれぇ!! そして、貪欲にシュートを撃ってくれぇ!!
MF 徳重 2 監督の指示は分かりませんが、もっと前線から守備をしてほしかった。
監督 美濃部 1 バランスを崩してまでパウリーニョ選手を下げる必要はなかったのでは?
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■ □
□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
■ □
□ 倉貫 一毅 ■
■ □
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
もう次の試合がある!疲れているかもしれないが、相手より多く走って何が何でも勝ち点3を取ってくるのだ!湘南は手強いが強い気持ちを見せて欲しい。明日は休日出勤なので会社から念を送ります!
記入日 [2007/09/28] ( GU さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
今日のショックは大きいです、ホント呆然です…。
前半はアンドレ、倉貫と、サンガの個々の技術の高さが生きた内容。2点目が入ったところで今日は勝てるなと安心して見てましたが、ところがどっこい次第に湘南の気迫が乗ってきて、まさかまさかと思ってるうちにとうとう同点に…。采配も積極的な湘南に対してサンガは何か消極的に見えた。さすがは札幌をくだし、セレッソを苦しめたチーム。サンガに足りないのは湘南のこのハングリーさではないのかと思いました(早々に安心してしまった私にも足りませんでした、すいません)。「湘南はこのままでは終わらない」というハーフタイムの監督の言葉が見事に的中してしまったのが皮肉でした。
記入日 [2007/09/29] ( 1/3 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
信じられない結果です。私も2−0になったとき今日は勝てると思いました。相手は良くなかったし、うちは今シーズン一番の出来のように思ってました。今日は采配負けのように思います。積極的にきた湘南(開き直りとも思ったのですが。。)に対してアンドレ、パウリーニョを下げたサンガ。消極的に感じました。特にアンドレを下げたのは納得できない。今年昇格したかったけどちょっと覚悟をしないといけないと感じました。悔しすぎる結果です。
記入日 [2007/09/29] ( GU さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
GUさん、休日出勤おつかれさまでした。私も今日の試合を観てちょっと覚悟してしまいました。悪くはないけど何かが足りない、J1昇格へと突き進んでいくような何か雰囲気みたいなものがこの第4クールになっても見えないんです。でも…きっと次節からサンガは生まれ変わるぞ!そう思って最後まで精一杯応援し続けます!
記入日 [2007/09/30] ( 1/3 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 他会場の試合結果 】
サガン鳥栖 1-1 ザスパ草津 得点者:【鳥】オウンゴール 【草】佐藤
モンテディオ山形 1-2 アビスパ福岡 得点者:【山】佐々木 【福】アレックス(2)
水戸ホーリーホック 0-1 ベガルタ仙台 得点者:【仙】梁
東京ヴェルディ1969 5-1 コンサドーレ札幌 得点者:【東】ディエゴ(3)、大野、フッキ 【札】池内
愛媛FC 1-0 徳島ヴォルティス 得点者:【愛】ジョジマール
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第43節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 75 │ 18 │
│ 2位│ 東京ヴェルディ1969 │ 71 │ 23 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│ 京都サンガF.C. │ 70 │ 18 │
│ 4位│ ベガルタ仙台 │ 69 │ 13 │
│ 5位│ セレッソ大阪 │ 65 │ 9 │
│ 6位│ アビスパ福岡 │ 63 │ 20 │
│ 7位│ 湘南ベルマーレ │ 62 │ 16 │
│ 8位│ サガン鳥栖 │ 56 │ −6 │
│ 9位│ モンテディオ山形 │ 53 │ −2 │
│10位│ 愛媛FC │ 39 │−23 │
│11位│ ザスパ草津 │ 34 │−27 │
│12位│ 徳島ヴォルティス │ 32 │−23 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 24 │−36 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘
※セレッソ大阪は、今節は試合なし。
← 前節へ戻る 次節へ進む →
△ページの最上部へ
|