2007年度 観戦記 セレッソ大阪戦[第45節] 10月14日(日)
2点のリードを守り切れず、3試合連続のドロー
京都サンガF.C. 2−2 セレッソ大阪 得点者:【京】パウリーニョ、渡邉 【大】柿谷、古橋
【 試合前の見所 】
現在、3位の京都サンガF.C.と、5位のセレッソ大阪との対戦です。
サンガは前節のアビスパ福岡戦で、開始早々に森岡選手の芸術的なフリーキックで先制点を奪って、幸先の良いスタートを切った。だが、そのあとは、その虎の子の1点を守り切ろうとする意識が悪い方向に働き、後半はシュート数「0」と、攻撃陣は意気消沈してしまう。そのまま逃げ切れれば結果オーライと言うところだが、湘南戦に引き続き2試合連続となるロスタイムでの同点弾を食らい、勝利を目前にしながらドローと言う結果で、勝ち点「2」を取りこぼしてしまった・・・。今節の相手は現在5位のセレッソ大阪。そのC大阪は開幕ダッシュに失敗し、一時は最下位まで順位を落とすも、監督交代劇が功を奏して、その後復調し、現在は引き分けを挟んでの7連勝と絶好調。前節も首位のコンサドーレ札幌を降し、サンガとの勝ち点差を「3」にまで詰め寄ってきている。サンガとC大阪との今季の対戦成績はサンガの1分け2敗と、サンガにとっては相性の悪さが顕著となっている。連勝中で、しかも相性の良くない相手との対戦で、サンガは苦戦を強いられる可能性が大きいが、その相手に打ち勝つ事ができれば、今後の試合に勢いを呼び込めそうだ。好調のC大阪を撃破し、前々節、前節と勝ち切れなかった嫌な流れを、今節で断ち切りたい。
さて、前節のドローで2位の東京Vに勝ち点差を「3」に広げられた我らがサンガ。1年でのJ1復帰を目論んでいるサンガは、もうこれ以上、上位2チームに勝ち点差を開けるわけにはいかないのだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
この試合の前日に突如、美濃部監督の解任が発表され、今節は加藤久コーチが指揮を取る事になった。その加藤コーチの初采配となる、注目スターティングイレブンは、ゴールキーパーとディフェンスラインは前節と変わらず。中盤は3ボランチで石井選手、角田選手、斉藤選手が流動的に動く模様。前線は中央にアンドレ選手、右に徳重選手、左にパウリーニョ選手と言う3トップで得点を狙う。システムを大きく変更した事による一抹の不安が頭によぎるが、中盤での角田選手の起用が効いており、その角田選手が中盤でC大阪の攻撃を見事にシャットアウト! 守備面に関してはほぼ満足がいける内容であった。そんな守備陣の頑張りに攻撃陣が応えてくれた。前半25分、右サイドの平島選手からペナルティエリア内に待ち構えていたアンドレ選手にボールが入った。そのアンドレ選手の最初のトラップが大きく、ボールは大きく足から離れてしまい、ゼ・カルロス選手にボールを奪われる。しかし、アンドレ選手は諦めずに、そのゼ・カルロス選手から強引にボールを奪い取った。そして、相手DFのまた抜きのパスを繰り出し、中央に走り込んできたパウリーニョ選手へとボールを託す。そのパウリーニョ選手は相手DF2人に囲まれながらも、体ごとゴールにねじ込んだ。ゴ〜〜ル!! 決してきれいなゴールではなく、非常に泥臭いゴールだったが、両選手の得点への執念が実ったすばらしいゴールだった。ここ2試合、得点を奪ってから守りきる意識が高くなって守備的になり、それが原因でドローと言う結果を招いているだけに、ここから試合をどのように展開させるのかが、着眼点となるだろう・・・。そんな事を考えていたその時、サンガにビックチャンスが訪れる。前半33分、徳重選手がパウリーニョ選手との絶妙なワンツーを使ってペナルティエリアに進入し相手GKと一対一に。だが、徳重選手が左足で放ったシュートは相手GKの攻守に合いゴールならず。さらに、そのこぼれ球を拾ったパウリーニョ選手が左足で放った強烈なシュートも、これまた相手GKの攻守によって阻まれる。(これは決めてほしかったぁ・・・。)チャンスのあとにピンチあり。前半41分、サンガの左サイドからのクロスボールが中央に入った。そのボールはマークを外し、フリーにしていた小松選手の足元に・・・。(や、やられたぁ・・・。)当てるだけで入ったと思われた小松選手の右足は空を切り、ボールは平井選手の胸に納まった。(助かったぁ。まだ、ツキはサンガの方にあるみたいやなぁ。)その数分後に前半は終了。サンガが1点リードのまま後半へ・・・。
『危ない場面もあったけど、守備は上出来だと思います。あとは、追加点を奪うだけです。』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく、前半と同様のメンバーで試合が再開された。その迎えた後半開始早々にピンチが訪れる。後半2分、サンガの左サイドからのクロスボールがゴール中央に上がる。秋田選手が下がりながらも、無難にクリアーするかと思いきや、今度は秋田選手の右足が空を切った。そのボールに対して古橋選手がダイビングヘッドシュートを放った。決まってしまったかと思えたそのシュートは、僅かに左にそれて事なきを得るが、非常に危険なシーンだった。息をつく間もなく、その直後の後半5分、右サイドからのゼ・カルロス選手のドリブル突破を嫌った徳重選手が、そのゼ・カルロス選手を倒してしまい、この日2枚目のイエローで退場となってしまう。サンガはここ2試合の嫌な流れを断ち切るどころか、この退場劇でここ2試合と同じように守備的にならざるを得ないような試合展開となってしまった。このあと、サンガは防戦一方となってしまい、攻撃はパウリーニョ選手とアンドレ選手の二人任せの単調なものとなってしまう。そして、後半19分、アンドレ選手に代えて渡邉選手を投入と、ベンチも逃げ切り体制に入ってしまった。(だ、大丈夫かぁ・・・。)このあとも、C大阪の猛攻を受け、サンガにとっては我慢の時間帯が続く・・・。このままズルズルとC大阪の流れが続くかと思いきや、そんな嫌な流れを払拭するシーンが訪れる。後半31分、中盤の角田選手から右のオープンスペースにロングボールが繰り出された。そこに走りこんだのは渡邉選手。その瞬間、以前(第32節:セレッソ大阪戦)、同じようなシーンでシュートを撃たず、パウリーニョ選手へのパスを選択したのが頭をよぎった。だが、今日の渡邉選手は違った。その時と同じように走り込んできたパウリーニョ選手には見向きもせず、右足で落ち着いて切り替えし、左足を思いっきり振り抜いた。ゴ〜〜ル!! ボールは見事にゴールネットに突き刺さった。(やっしゃ!!!)貯金を「2点」に増やしたサンガは、あとはきっちりと逃げ切るだけとなった。(マイボールをキープして逃げ切ってくれぇ。)後半37分、ここまで中盤の守備でC大阪の攻撃の芽を摘んでいた角田選手が接触プレーで負傷してしまう。後半40分、その角田選手に代えて星選手を投入。満身創痍で悲壮感が漂う中、なんとかC大阪の攻撃を防いでいたが、ついに力つきてしまう時が訪れる・・・。後半41分、中盤の香川選手のスルーパスが敵ながら絶妙のタイミングで反応した柿谷選手に渡る。最後の砦となった平井選手が前に飛び出すも、いとも簡単にかわされ、その柿谷選手にゴールに流し込まれゴールイン。この失点で、その差は僅か「1点」となり、試合の行方は分からなくなってしまう。そして、迎えた後半44分、渡邉選手の右からのコーナーキックの後のプレーで、C大阪にカウンターを食らい、気が付いた時には古橋選手に同点弾を決められていた・・・。信じられない光景、いや、信じたくない光景に呆然としている間に、ロスタイムに突入する。救いと言えば、まだピッチ上にパウリーニョ選手がいる事だけだろう。だが、そのパウリーニョ選手の力をもってさえも、追加点を奪う事はできず、そのまま試合は終了。今節も終了間際に同点に追いつかれ、勝ち点「2」を取りこぼす事になってしまった・・・。
今節は前節終了時に、4位だったベガルタ仙台がサガン鳥栖に3−0で圧勝したため、サンガはその仙台に追い抜かれ、ついにJ1昇格圏外の4位にまで後退してしまった・・・。
『美濃部さん、お疲れ様でした。今までありがとうございました。勝利を捧げたかったのですが・・・。』
【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
 |
2点目
 |
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 2 攻守もあったので、失点の責任をこの選手に擦り付けてはいけませんね。
DF 平島 2 連戦での疲れがあるように見受けられます。少し休ませてあげては?
DF 秋田 2 ベテランらしからぬ、あわや失点と言うミスが多かったが・・・。
DF 森岡 4 危なげないプレーはさすがベテランです。残り試合、怪我せずに頑張れ!
DF 中谷 3 効果的なオーバーラップは少なかったが、守備面では貢献する。
MF 斉藤 4 ボランチの位置から落ち着いてボールを配球する方が性に合ってますね。
MF 石井 4 全選手が、この選手のような高い守備意識を持って試合に臨んでほしい。
MF 角田 5 中盤での守備が効いてました。但し、主審への異議はやめてほしいです。
MF 徳重 3 果敢にゴールを狙い、攻撃の起点となるが、退場で良い流れを断ち切る。
FW アンドレ 3 パウリーニョ選手の得点は、この選手の飽くなき執念によるものですね。
FW パウリーニョ 3 クロスバーに当たるシュートもあったが、奪った得点は1点のみ・・・。
途中出場
MF 渡邉 4 その悔し涙が貴方を強くするのです。サンガに必要な選手です。頑張れ!
MF 星 − 頑張って得たCKが、カウンターを食らうきっかけになるとは・・・。
監督 加藤 2 終了間際のCKで、秋田選手を上げた事が非常に悔まれます。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■ □
□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
■ □
□ 角田 誠 ■
■ □
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
明日は見に行く予定です。子どもは遠足に行くので一人で行く予定です。今のセレッソにはとても勝てる気がしませんが、それでもそんなことは言ってられないです。 と思ったら監督交代? 何があったのでしょうか。もう今年はダメなのか?? 明日の雰囲気が怖いです。。
記入日 [2007/10/13] ( GU さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
正念場ですので、書き込みお許し下さいね。絶対勝ちます。この季節に咲く桜は、10月桜だけ! 普通は咲かないので、そんなの関係ねぇ!!(おっはっぴぃ?) とにかく何があっても勝てます。応援してます!
GU様>
凄いのが監督になっちゃいましたね。多分、かなり前から後任を探して、やっと見つけられたのでしょう。だから水面下では選手とも馴染んでいる。大切な試合日直前に発表は、絶対に油断させるための情報戦。行ってらっしゃい! おらは仕事さ行ぐべ。(激鬱)
記入日 [2007/10/14] ( 劣頭女 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
まずは、お疲れ様です。そして気持ちお察しします。 が!こう言う時こそ、勝ち点1差で入れ替え戦。(過去入れ替え戦は、J2が勝っています)勝ち点5自動昇格、京都には丁度良いハンデ。サポの力の見せ時だと思います。加藤新監督の下の初戦、しかも一人少ない中で1点取り、予想以上に勝てる試合を出来たことは収穫だと思います。次節、蜜柑を食べ尽くして来て下さい。
個人的なことですが、これから先(競技場にはいませんが)仕事がらみで何度か関西にいます。同じ空と空気を吸って、同じ空の元、応援してます。
記入日 [2007/10/14] ( 劣頭女 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
二度あることは三度ある。しかしホームで、そして生で見るとこたえます。しばらく立てませんでした。。今日は最初からアグレッシブで良く動いてセレッソを完全に抑えたと思います。今日みたいな試合をずっとして欲しい。前2試合の消極的引き分けとは違う、と信じたいです。
劣頭女さん、応援ありがとうございます。来年は勝負したいですね。僕達はまだまだ弱いけどいつか勝てる日を信じてます。昨年西京極が真っ赤になったのは忘れませんよ!
記入日 [2007/10/14] ( GU さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
━…━… ここから ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
試合を観終わって暫く(数時間)呆然としてしまいました。でも夜も更けて次第に前半の良いサッカーが思い出されて、前向きな気持ちになって来ました。サンガはあそこまでやれるんだ、セレッソも思ったほど恐くなかったし、もし10人になってなければ…。
まだまだ今のチームに可能性を感じます。残りの試合、あの前半のサッカーを続けてくれい!そうすればきっと…!
記入日 [2007/10/15] ( 1/3 さんより )
━…━… ここまで ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 他会場の試合結果 】
東京ヴェルディ1969 3-0 湘南ベルマーレ 得点者:【東】フッキ、シウバ、土屋
コンサドーレ札幌 2-1 ザスパ草津 得点者:【札】ダヴィ、砂川 【草】櫻田
サガン鳥栖 0-3 ベガルタ仙台 得点者:【仙】千葉、ロペス、萬代
愛媛FC 3-1 モンテディオ山形 得点者:【愛】ジョジマール(2)、高杉 【山】北村
水戸ホーリーホック 1-0 徳島ヴォルティス 得点者:【水】吉本
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第45節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 78 │ 18 │
│ 2位│ 東京ヴェルディ1969 │ 77 │ 29 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│ ベガルタ仙台 │ 73 │ 16 │
│ 4位│ 京都サンガF.C. │ 72 │ 18 │
│ 5位│ セレッソ大阪 │ 69 │ 10 │
│ 6位│ 湘南ベルマーレ │ 65 │ 15 │
│ 7位│ アビスパ福岡 │ 64 │ 20 │
│ 8位│ サガン鳥栖 │ 56 │−11 │
│ 9位│ モンテディオ山形 │ 54 │ −4 │
│10位│ 愛媛FC │ 42 │−21 │
│11位│ ザスパ草津 │ 35 │−28 │
│12位│ 徳島ヴォルティス │ 32 │−27 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 28 │−35 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘
※アビスパ福岡は、今節は試合なし。
← 前節へ戻る 次節へ進む →
△ページの最上部へ
|