2007年度 観戦記 徳島ヴォルティス戦[第46節] 10月21日(日)
久々の完封勝利で、上位3チームを追走
徳島ヴォルティス 0−2 京都サンガF.C. 得点者:【京】中山、パウリーニョ
【 試合前の見所 】
現在、4位の京都サンガF.C.と、12位の徳島ヴォルティスとの対戦です。
サンガは前節、加藤久新監督の初采配となるセレッソ大阪戦で、アンドレ選手とパウリーニョ選手とのコンビで先制点を奪い、1点リードで前半を折り返す。そして、迎えた後半、徳重選手が退場となり数的不利に陥るも、さらに追加点を奪って2点のリードをつけ、勝利を手中に収めたかに思えた。だが、後半終了間際の魔の5分間に、立て続けに2点を失点し、3試合連続のドロー言う結果に終わってしまった・・・。今節の相手は現在12位の徳島ヴォルティス。その徳島は前節、最下位の水戸ホーリーホックにPKで奪われた1失点に泣き、只今、3連敗中と不調気味の模様。サンガと徳島との今季の対戦成績はサンガの1勝2分けと、負けてはいないものの、4−0と圧勝した第2クールの一戦を除き、徳島に先制点を奪われてゴール前を固められ、その徳島の守備陣をこじあけるのに手を焼き、どうにか同点弾を奪い取ってドローに持ち込んだもの。今節は苦戦を強いられた時のように、先制点を奪われぬよう注意したい。そして、恐らくサンガのリードで迎えるであろうロスタイムを含めた終了間際の時間帯で、つまらぬ気の緩みから失点を許さぬよう、きっちりと勝ち切るようにしたい。
さて、前節の終了時にJ1昇格圏外の4位にまで順位を落としてしまった我らがサンガ。下位チーム相手の取りこぼしだけは、絶対に避けたいところだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
前節ではコーチ登録だった加藤監督は19日に監督に登録され、今節から正式に監督して指揮を取る事になった。守備陣の4バックは前節と変わらないが、ここしばらく不動であったゴールキーパーが平井選手から上野選手に変更。中盤はゲームキャプテンである斉藤選手を押しのけ、久々の試合出場となる中山選手を大抜擢。徳重選手が前節で退場となり、今節は出場停止のため、3トップの一角は倉貫選手が務める事となった。この試合の前に行われた他会場の試合で、上位3チームが勝ったため、絶対に負けられないサンガに対し、失うものが何もない徳島の方が精神的に有利なのか、試合立ち上がりは予想外にも徳島ペース。しかし、時間が経つにつれて、落ち着きを取り戻したサンガが徐々にペースをつかんでくる。そして、迎えた前半11分、相手ゴール前で相手DFのクリアーボールを中山選手が頭で落とし、さらにアンドレ選手が頭で前線の右スペースに流す。そのボールに倉貫選手が反応し、スライディングで右足でシュートを放つが、相手GKのファインセーブにあいゴールならず。このあと、角田選手のバーに嫌われた豪快なミドルシュートや、平島選手のポストに嫌われたシュートなど、この時間帯から地力に勝るサンガが押し込み、徳島陣内でのプレーが多くなってくる。しかしながら、サンガが前掛かりになった隙を付いて徳島がカウンター攻撃を仕掛けてくるので、決して油断はできない・・・。そのまま、一進一退の攻防が繰り広げられた後、前半の終了間際についに均衡が破れる時がくる。前半43分、右サイドで平島選手が倒されてFKを得る。パウリーニョ選手が左足で蹴ったFKはゴール中央に入った。ゴール前の混戦の中、ヘディングで押し込んだのは、あまり上背のない中山選手だった。ゴ〜〜ル!! 久々の出場ながらも、試合序盤から果敢にゴール前に顔を出していたプレーが、「得点」と言う最高の形で現れた。そして、その数分後に前半が終了。サンガが1点リードのまま後半へ・・・。
『さぁ、ここからが勝負です。今日こそ勝ち切ってくれぇ〜。頼むぞぉ〜。』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく、前半と同様のメンバーで試合が再開された。サンガは3試合連続のドローの反省からか、守備的になって1点を守り切るのではなく、追加点を奪うために前掛かりに攻め込んでいた。後半の立ち上がりはサンガペースか・・・。そして、そんな積極的な気持ちが結果として現れる。前半7分、ゴール中央、ペナルティアリアの僅か外と言う絶好の位置でアンドレ選手が倒されてFKを得る。ボールの前には、右にパウリーニョ選手、左に森岡選手がスタンバイ。丁寧にボールをセットして、軽く助走を取ったのは森岡選手だったが、ボールを蹴ったのはパウリーニョ選手だった。そのパウリーニョ選手の左足から放たれたシュートは、きれいな弾道でゴール左下隅にきっちりと吸い込まれた。ゴ〜〜ル!! 得点力のない徳島相手にこの2点差は安全圏と言っても良いだろう。だが、ここ3試合連続のドローを経験しているだけに、楽観視はできずにいた。後半24分、アンドレ選手に代えて田原選手を投入。このあと試合は、しばしのこう着状態と移行する。後半32分、中山選手に代えて斉藤選手を投入。サンガはこのあと、徳島にボールを回させ、残り時間と徳島の体力を浪費させる戦術をとる。そして、後半40分を過ぎ、ついにロスタイムを含めた魔の5分間に突入。そこで、サンガベンチは、後半42分、パウリーニョ選手に代えて大久保選手を投入と「この2点を守りきれ!」と言わんばかりの選手交代をする。だが、その消極的な采配が裏目に出てしまう。後半44分、サンガの左サイドからのクロスボールがサンガのゴール前に上がる。そのボールに石田選手に飛び込まれ、どフリーでヘディングシュートを放たれる。だが、間一髪で上野選手が飛び出し、僅かにボールに触ったのが功を奏し、ゴールは右にそれ事なきを得る。(助かったぁ・・・。)そして、サンガサポーターにとっては心臓に悪い時間帯を無失点で凌ぎ切り試合は終了。
今節は上位3チームが揃い踏みで勝利を収めたため、勝ち点差は縮まらなかったが、3戦連続のドローと言う悪夢からようやく解き放たれる事ができた・・・。
『ふぅ〜、やっと勝てる試合に勝てました。・・・にしても、ロスタイムはドキドキもんやったなぁ・・・。』
【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
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2点目
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【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 上野 5 完封勝利に貢献。安定してました。これでスタメン奪回ですね。
DF 平島 5 果敢な攻め上がりから、惜しいシュートがありました。
DF 秋田 4 なぜか、居てくれるだけで安心できますね。抜群の存在感です。
DF 森岡 4 キャプテンマークが憎いほど似合ってました。残り全試合、無失点で!
DF 中谷 4 ボールを奪ってから攻撃への切り換えが早いです。
MF 中山 4 監督の期待に見事に応える。ラッキーボーイになってほしい。
MF 石井 4 角田選手とのコンビネーションも良くなってきましたね。
MF 角田 5 このポジションは当たりですね。水を得た魚のようです。
FW 倉貫 4 見事なスルーパスを連発。やはりテクニックは群を抜いています。
FW アンドレ 3 得点がほしい。もっと前を向いてシュートを狙ってほしい。
FW パウリーニョ 3 フリーキックだけでなく、流れの中での得点がほしいです。
途中出場
FW 田原 3 得点こそは奪えなかったが、前線からの守備で勝利に貢献する。
MF 斉藤 3 屈辱のスタメン落ち。その悔しさをバネに、スタメン奪回を!
DF 大久保 − う〜ん、あの時間帯で、あそこまで攻め上がらなくても・・・。
監督 加藤 4 パウリーニョ選手を下げた時は「またかぁ」と思いましたが・・・。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 上野 秀章 ■
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【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
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勝てる!と解っていましたが、やっぱり嬉しいので書きに来てしまいました。結構京都に行きたがっている人が、自分の周りに多くて驚いてますが・・・w 残り6試合「勝って兜の緒を締めよ」で頑張って下さい。(これ、自分の座右の銘なのですが、応援しているチーム、仕事、全てに於いて当てはまっているのでチョット怖いですw)あと、徳島が相手だったのですね。間違えていてスミマセンでした。(>ミカン食べ尽くして・・略)HNその物の女なので、お笑い下さいませv
記入日 [2007/10/21] ( 劣頭女 さんより )
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ついに勝ちました、しかもゼロに抑えました。スカパー観戦でしたが、今日は後半も良く動いてアグレッシブでよかったと思います。前節もそうだったので監督交代の効果なんでしょう。しかし、上野起用は驚きましたが、良かったですね。上野に代えてゼロなので今後は上野になるのかな。でも80分すぎたころから本当に気が気でならなかったです。勝つのは気持ち良いですね〜、改めて実感しました。
劣頭女さん、愛媛は次節ですね。おいしいみかん食べたいです! 水曜ですが、何とかして見に行きたいところです。
記入日 [2007/10/22] ( GU さんより )
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日曜は仕事だったもんで、やっと録画を見終わりました。
結果は知っていたので、勝利の瞬間の感激は少し割り引かれたけれど、監督交代の是非はともかく、指揮する立場の人が2人から一人になって、チームに迷いがなくなったように感じました。来年もJ2かもと覚悟しかけてたけど、これなら行けるかもしれん。
ライバルチームも勝ってしまったので、厳しい状況は何も変わっていません。ホントに兜の緒を締めて連勝態勢に入って欲しいです。
記入日 [2007/10/22] ( 1/3 さんより )
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【 他会場の試合結果 】
ザスパ草津 1-0 愛媛FC 得点者:【草】鳥居塚
アビスパ福岡 0-1 コンサドーレ札幌 得点者:【札】岡本
ベガルタ仙台 2-1 セレッソ大阪 得点者:【仙】菅井、萬代 【大】前田
モンテディオ山形 0-2 東京ヴェルディ1969 得点者:【東】廣山、フッキ
水戸ホーリーホック 0-2 サガン鳥栖 得点者:【鳥】清水、藤田
【 Jリーグディビジョン2 順位表(第46節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ コンサドーレ札幌 │ 81 │ 19 │
│ 2位│ 東京ヴェルディ1969 │ 80 │ 31 │
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│ 3位│ ベガルタ仙台 │ 76 │ 17 │
│ 4位│ 京都サンガF.C. │ 75 │ 20 │
│ 5位│ セレッソ大阪 │ 69 │ 9 │
│ 6位│ 湘南ベルマーレ │ 65 │ 15 │
│ 7位│ アビスパ福岡 │ 64 │ 19 │
│ 8位│ サガン鳥栖 │ 59 │ −9 │
│ 9位│ モンテディオ山形 │ 54 │ −6 │
│10位│ 愛媛FC │ 42 │−22 │
│11位│ ザスパ草津 │ 38 │−27 │
│12位│ 徳島ヴォルティス │ 32 │−29 │
│13位│ 水戸ホーリーホック │ 28 │−37 │
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※湘南ベルマーレは、今節は試合なし。
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