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2007年度 観戦記 モンテディオ山形戦[第49節] 11月11日(日)

苦しみながらも逆転勝利で、J1昇格戦線に踏み止まる

京都サンガF.C. 2−1 モンテディオ山形
得点者:【京】アンドレ、オウンゴール 【山】佐々木


【 試合前の見所 】

現在、4位の京都サンガF.C.と、9位のモンテディオ山形との対戦です。

サンガは前節、試合序盤に久々の試合出場となった美尾選手が左サイドから何度も好機を演出するも、そのサンガの時間帯で得点を挙げる事ができず、逆に鳥栖にワンチャンスをものにされ先制点を奪われてしまう。そのあと、約8分間と言う短い時間内で2失点し、サンガは前半だけで3点のビハインドを背負ってしまった。そして、迎えた後半も、その重く伸し掛かる3点がプレッシャーとなり、焦って冷静さを欠いたサンガの攻撃陣は、最後まで得点を奪う事ができず、そのまま0−3で敗れ去ってしまった・・・。今節の相手は現在9位のモンテディオ山形。その山形は前節、J1昇格にかすかな望みを残している湘南ベルマーレに0−1で敗れ、連敗を「4」に伸ばし、ここ7試合白星なしと泥沼状態に陥っている。サンガと山形との今季の対戦成績は、サンガの2勝1分けとサンガが勝ち越している。この対戦成績が示すように相性が良い山形相手に、サンガは負けるわけにはいかない。いや、J1昇格戦線に踏み止まるためには、もう引き分けさえも絶対に許されない。今節は内容云々は度外視し、いかに「勝利」と言う結果だけを求めて、プレーするかがポイントとなるだろう。

さて、前節終了時に4位に転落したサンガが、万が一にもこの試合に敗れれば、J1昇格戦線からの「離脱」を意味する事になるが、果して結果はいかに・・・。


【 試合内容 】
(前半)

加藤監督はJ1昇格争いに大きな意味を持つこの試合でもスタメンを大きく変更してきた。ここ最近、上野選手で固定していたゴールキーパーを平井選手に変更する。守備陣は右から平島選手、角田選手、森岡選手、手島選手のフォーバックと、手島選手をSBに起用し、守備的布陣を敷く。中盤は斉藤選手、石井選手、倉貫選手が流動的に動く模様。田原選手をワントップ気味にその周りを渡邉選手と徳重選手が動き回って得点を狙う。試合序盤、サンガはロングボールを田原選手に放り込むだけの単調な攻撃が続いていた。そんな中、最初に決定機を作ったの山形の方だった。前半13分、サンガの左サイドを秋葉選手に崩される。斉藤選手が対応に行くが振り切られ、ペナルティエリアに突入されてしまう。堪らず、斉藤選手が後ろから秋葉選手のユニフォームを引っ張って、引き倒したかのように見えたが、そのプレーに主審の笛は鳴らず、事なきを得る。(えぇ〜、いいの??)その直後のサンガのカウンター攻撃で、右からの石井選手のクロスボールを徳重選手がダイビングヘッドでシュートを放つが、相手GKのファインセーブに合いゴールならず。互いに決定機を作るも得点を挙げる事ができず。この勢いで乱打戦となるかと思いきや、このあとは互いに目的もなくボールを蹴り合うだけの、これと言った見所のない典型的なJ2の試合に陥っていく・・・。(いくら内容は度外視して良いと言ってもプロなんやから・・・。)そして、ようやくそのこう着状態に終止符が打たれる時がきた。前半32分、中盤からの財前選手のFKがサンガのゴール前に放り込まれる。そのボールをダイレクトで、ペナルティエリアの僅か外で石川選手が蹴り上げたボールが空高く舞い上がった。そのボールを平井選手が少々迷ったすえに、前に飛び出しパンチングで処理するがクリアーが短く、そのこぼれ球を佐々木選手に拾われ、右足で落ち着いてミドルシュートを放たれゴールイン。サンガは先制点を奪われてしまう。もう、攻めるしかないサンガは、その直後の前半36分、倉貫選手に代えてアンドレ選手を投入と早くも勝負に出た。少々早まったかと思われたこの選手交代がずばり的中する。前半38分、最終ラインの森岡選手からの縦パス一本が中盤のアンドレ選手に渡る。アンドレ選手はワンタッチで田原選手につなげ、その田原選手は素早く右のオープンスペースにスルーパスを繰り出した。そこに走り込んできたのは渡邉選手。その渡邉選手がドリブルで突っ掛けるが、中央にクロスボールを上げる直前に相手DFにつぶされてしまう。だが、渡邉選手はすぐに立ち上がりボールを奪い取る。(その渡邉選手と連動して田原選手がニアサイドに動いていたため、その動きに相手DFと相手GKが引きつられファーサイドのアンドレ選手はドフリーとなっていた。)それを見逃さず、渡邉選手は右足でここしかないと言う場所に、絶妙の浮き球のクロスボールを挙げた。あとは決めるだけとなったアンドレ選手は確実に頭で押し込んでゴールイン。サンガは前半のうちに同点に追いつく事ができた。このあと、試合は動かず、1−1のまま後半へ・・・。

『パウリーニョ選手がベンチにもいなくて不安でしたが、よくぞ同点に追いついてくれました。』


(後半)

両チーム共に選手交代はなく前半と同様のメンバーで試合が再開された。サンガは前半に比べて、つなぐ意識が高くなり、組織的な攻撃で山形を攻め立てていた。そして、後半の早い時間帯でサンガに待望の追加点が生れる。後半7分、左からの徳重選手のコーナーキックを、角田選手がニアサイドで相手GKの前に飛び込みヘディングシュートを放った。ボールはゴールマウスに向かって行くが、ゴールラインを割る直前で、相手DFに防がれてしまう。だが、そのこぼれ球をアンドレ選手が詰めようとしたプレーが、相手DFのオウンゴールを誘い、その相手DFの足に当たり、ボールはゴールマウスに吸い込まれた。ゴ〜〜ル!! (よっしゃ、良いぞぉ!!)サンガはこの得点で勢いづき、このあとボールを確実に回して丁寧に攻撃を組み立てて山形陣内に攻め込む。守備に関しても前線からのプレスが効き、山形の攻撃を防ぐ。恐いのは一発のカウンター攻撃だけと言った感じだった。後半18分、田原選手に代えて西野選手を投入。だが、田原選手がピッチから去り、ボールの納まりどころが一つなくなったのが影響してのか、時間が経つにつれてサンガの選手の足が止まってき、山形に攻め込まれる場面が出てくる。山形の決定力不足と守備陣の頑張りで失点こそは防ぐが、サンガにとっては我慢の時間帯が続く・・・。そこで、サンガベンチは、後半34分、徳重選手に代えて大久保選手を投入し、逃げ切り体勢に入ってしまう。(大丈夫か・・・。)このあとは、サンガはアンドレ選手一人を前線に残して、その他は自陣に引いてしまい、ほとんど攻撃を仕掛ける事はなく、まさに守備練習をしているかのように守勢にまわってしまっていた。(もう、こうなったら無様でもかまわへん。頼むし勝ちきってくれぇ・・・。)依然として、サンガサポーターにとっては心臓に悪い時間帯が続く・・・。そうこうしているうちに、魔のロスタイムに突入。その後半ロスタイム、大久保選手が中盤で痛恨のクリアーミスを犯す。そのボールが山形ボールとなってしまい、あれやこれやと言う間にボールはペナルティエリア内の北村選手に渡ってしまった。その北村選手に角田選手がファールギリギリのプレーで体を寄せるが、シュートを撃たれ万事休す・・・。(やられたぁ・・・。)だが、ボールは僅かに右にそれ失点ならず。そして、そのピンチを凌いだ直後にサンガの勝利を告げる終了のホイッスルが吹かれた。

今節は前節終了時に3位だった仙台が2位の東京Vと1−1で星を分け合っため、サンガは3位に浮上。再び、サンガにJ1昇格への光が差し込んできた・・・。

『さぁ、泣いても笑っても残り3試合です。3連勝であとは天に任せましょう!』


【 サンガの得点シーンの図解 】
1点目
2点目

【 出場選手の5段階評価 】

   名前    評価  コメント
       (5段階)
GK 平井     2 失点シーン、あれは明らかなミスです。パンチングは大きく!
DF 平島     3 ゲームプランか、攻撃参加が少なかった。もっとサイドから崩してくれ!
DF 角田     4 う〜ん、ボランチの方が活きるような気がするんやけど・・・。
DF 森岡     5 抜群の安定感。ディフェンスリーダーとして頼もしい限りです。
DF 手島     3 本職の守備面では「◎」。でも、慣れない攻撃面では「×」。
MF 斉藤     4 もっと、自分が「ゲームを作るんだ」と言う気持ちで頑張って下さい!
MF 石井     4 前線からの守備が効いてました。パスコースを消すのが上手い!
MF 倉貫     2 これと言った仕事もできずに、前半での無念の途中交代・・・。
FW 徳重     3 遠目からでも果敢にシュートを放つもゴールできず・・・。
FW 渡邉     3 見事なアシストでした。貴方はできる選手です。もっと、自信を持って!
FW 田原     4 得点はなかったものの、ボールを落ち着かせ攻撃の起点となる。


途中出場
FW アンドレ   4 途中出場も結果を残す。終盤に足が止まっていたのが気になるが・・・。
FW 西野     2 投入直後にアクロバチックなシュートがあったが・・・。
DF 大久保    2 う〜ん、ちょっと首を傾げる起用方やと思うんやけど・・・。


監督 加藤     4 動くのが早過ぎ! 当たっているだけに文句は言えへんけど・・・。


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        □   本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー)  ■
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        □           森岡 隆三          ■
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【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】

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勝った! そして3位奪還…でも疲れているはずの山形にヒヤヒヤものの勝利、特にあのロスタイムは…。私も昨日、仙台・東京V戦の好ゲームを見てたので、正直、ここから先がこわいです。でもやるしかない。この修羅場を勝ち抜いてこそ、J1に定着するチームへと成長できるのだと思う。頑張れサンガ、ムラサキ魂を見せてくれ!!!

                                記入日 [2007/11/12]  ( 1/3 さんより )

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勝った! 後半の後半は押されたがとにかく勝って良かった。パウリーニョいないのでびっくりしましたが、今日は田原が信じられないぐらい走ってました。走る田原は脅威ですね。ダイゴウはもうちょっと積極的に! 次節は札幌です、相手に関わらず絶対に勝利を。

                                記入日 [2007/11/12]  ( GU さんより )

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アンドレは途中出場の方が生きるね。90分戦い抜くスタミナがないから、相手が疲労しきってる後半10分辺りから使う方が相手は怖いはず。パウリーニョがいないから、どうしても彼に頼りたくなる部分はあるけど。

                                記入日 [2007/11/12]  ( LIV さんより )

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【 他会場の試合結果 】

東京ヴェルディ1969 1-1 ベガルタ仙台
得点者:【東】ディエゴ 【仙】梁

水戸ホーリーホック 1-0 愛媛FC
得点者:【水】金澤

サガン鳥栖 1-0 コンサドーレ札幌
得点者:【鳥】衛藤

湘南ベルマーレ 2-1 ザスパ草津
得点者:【湘】鈴木、オウンゴール 【草】カレカ

セレッソ大阪 4-0 アビスパ福岡
得点者:【大】森島(康)、柳沢、香川、ジェルマーノ


【 Jリーグディビジョン2 順位表(第49節終了時点) 】

┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│  チーム名        │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│  コンサドーレ札幌    │  87 │ 20 │
│ 2位│  東京ヴェルディ1969 │  85 │ 32 │
┝━━━┿━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━┿━━━━┥
│ 3位│  京都サンガF.C.     │  81 │ 20 │
│ 4位│  ベガルタ仙台      │  80 │ 18 │
│ 5位│  セレッソ大阪      │  78 │ 18 │
│ 6位│  湘南ベルマーレ     │  74 │ 18 │
│ 7位│  アビスパ福岡      │  67 │ 15 │
│ 8位│  サガン鳥栖       │  65 │ −6 │
│ 9位│  モンテディオ山形    │  54 │−11 │
│10位│  愛媛FC        │  42 │−26 │
│11位│  ザスパ草津       │  39 │−29 │
│12位│  徳島ヴォルティス    │  32 │−32 │
│13位│  水戸ホーリーホック   │  31 │−37 │
└───┴──────────────┴─────┴────┘

※徳島ヴォルティスは、今節は試合なし。


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