2007年度 観戦記 サンフレッチェ広島戦[入れ替え戦:第2戦] 12月8日(土)
無失点で逃げ切り、無事J1行きの切符を獲得
サンフレッチェ広島 0−0 京都サンガF.C.
【 試合前の見所 】
J2で3位の京都サンガF.C.と、J1で16位のサンフレッチェ広島との入れ替え戦の第2戦です。
入れ替え戦の第1戦は、田原選手の2得点でサンガが2点リードで前半を折り返す。そして、迎えた後半の終了間際に広島の平繁選手に失点を許し、2−1で試合を終えた。サンガは終了間際の失点さえなければ、完勝と言える内容だった。対する広島は佐藤選手の一発以外は恐いところがなく、リーグ戦の不調を引きずっている様子だった。だが、広島がこのまま終わるとは思えない。恐らく、田原選手の高さ対策も施してくるだろうし、サンガの浅い守備ラインを崩す対策もしてくるだろう。それに対し、サンガの加藤監督がどのような戦術で対抗するのか、加藤監督の采配にも注目したい。・・・とは言え、ここまでくれば、あとはJ1に上がりたい選手達の気持ちが、勝敗を左右するのではないかと思われる。気の緩みにならぬよう、ホームでの先勝はこの際忘れて、この試合に勝って、文句なしにJ1昇格を決めてもらいたい。選手全員の気持ちを、今シーズンの集大成を、今ここで見せてもらいたい。
さて、来季J1でプレーするのは、我らが京都サンガF.C.か、それともサンフレッチェ広島か、勝利の女神どちらに手を差し伸べるのだろうか・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは入れ替え戦の第1戦とまったく同じスターティングイレブンで試合に臨む。試合序盤は第1戦を落とし、もう後がない広島が攻勢を仕掛け、サンガがそれを凌いでカウンター攻撃で防戦すると言うような試合展開となっていた。そんな流れの中、やはり最初に決定機を作ったのは、押している広島の方だった。前半14分、サンガの右サイドからの駒野選手のクロスボールを逆サイドの佐藤選手がヘディングシュートを放った。そのヘディングシュートは平井選手がジャンプし、懸命に伸ばした手の上を通り抜けゴールに向かって行った。入ったかに見えたそのシュートは、クロスバーを叩き失点には至らなかったが、非常に危険なシーンだった。このあとも、広島ペースで試合は進む・・・。サンガは嫌な流れを断ち切りたいところだが、安全策を取っているのか、中盤を省略してロングボールを多用しているのが悪影響を及ぼし、第1戦で攻撃を組み立てていた斉藤選手と中山選手が消えてしまっており、良い攻撃の形を作れずにいた。依然として「広島が攻めサンガが守る」と言う試合展開のまま、サンガにとって我慢の時間帯が続く。まるで、広島のシュート練習かのように、数多くのシュートを浴びるが、サンガの守備陣の頑張りと広島の決定力不足に助けられ、なんとか失点を許さずにいた。そんな中、サンガにこの試合始めての決定機が訪れる。前半44分、中盤の中山選手からのスルーパスが前線のパウリーニョ選手へとつながり、相手GKと一対一となった。そのパウリーニョ選手は左足でワントラップしてシュートを撃とうとするが、そのトラップが大きく、前に出てきた相手GKにボールを奪われてしまう。(うぅ〜、本調子やったらなぁ・・・。)結局、両チーム共に得点を奪う事ができず、0−0のまま後半へ・・・。
『心臓に悪すぎるぞぉ・・・。「攻めたいけど、びびって攻められへん」って感じやなぁ・・・。』
(後半)
サンガベンチは後半から、最終ラインを渡邉選手、森岡選手、手島選手、中谷選手と言う4バックに変更し、前半の悪い流れを断ち切ろうと手を打ってきた。そのシステム変更が奏効し、後半の立ち上がりは、最終ラインから一列上がった角田選手が、中盤からファールギリギリの厳しいプレスをかけ、広島の攻撃の芽を摘んでいた。さらに、後半11分、斉藤選手に代えてアンドレ選手を投入と、強気の采配をする加藤監督。その監督の攻撃にかける熱い想いが選手達に伝わったのか、サンガが攻撃に転じてき、前半とはまったく違うチームのように攻撃に勢いが出てくる。だが、サンガが押せ押せムードで広島陣内に攻め込むが、プレッシャーからかアンドレ選手が足に当てるだけで入るような決定機でシュートミスを犯す等々、如何せん得点が入らない・・・。後半22分、田原選手に代えて徳重選手を投入。しかし、広島もやられてばかりでなく、徐々に盛り返してくる。後半24分、サンガの左サイドからの柏木選手のクロスバーを叩くミドルシュートを皮切りに、再び流れは広島に移行してしまう。さらに、サンガの右サイドから駒野選手に幾度となく崩されるシーンが多くなり、サンガサポーターにとってヒヤヒヤものの試合展開が続く・・・。サンガは広島に攻め込まれるが、ギリギリのところで守備陣が頑張り、失点を許さずにいた。そして、ロスタイムに突入。その時間は4分。思い出したくはないが、やはり今シーズン幾度となく経験したロスタイムの悲劇が脳裏に浮かんでしまう・・・。そんな悪夢を払拭するかのように、サンガベンチはパウリーニョ選手に代えて、今シーズンで引退を表明している秋田選手を投入し、感動のラストシーンに向けての舞台を調える。(神様、仏様、秋田様、どうか我らがサンガにお力を・・・。)その後半ロスタイム、自陣ゴール前、左サイドで中谷選手がファールを犯し、広島にフリーキックを献上してしまった。フリーキックのキッカーは森崎浩司選手。その森崎選手がゴール前に放り込んだボールに対し、両チーム入り乱れ混戦模様となる。そして、一度はクリアーしたボールが再びサンガのゴール前に放り込まれた。そのボールに一早く反応した槙野選手が、オーバヘッドシュートを放った。そのシュートに対し、最後の砦である平井選手は反応する事ができず、茫然とボールの行方を見送ってしまった。ボールはゴールマウスに向かって飛んでいく。万事休す・・・。(このあと、勝利の女神は広島に残酷な決断を下し、サンガに微笑みかけたのだった。)入ったかに思えたそのシュートは右ポストに当たりノーゴール。そして、その直後にサンガのJ1昇格を告げる試合終了のホイッスルが吹かれた。
激戦となった入れ替え戦は、サンガの1勝1分けで幕を閉じ、我らがサンガが見事にJ1への切符を勝ち取る事ができた・・・。
『感無量です。涙が止まりません。ホント、よくやってくれました。J1昇格、おめでとうございます!』
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 平井 5 バーさんとポストさんを味方につけました。お二人(?)に感謝ですね。
DF 角田 5 後半、中盤で危険の芽を摘んでくれたんで、非常に楽になりました。
DF 森岡 5 この選手がいなかったら、無失点では凌げなかったと思います。
DF 手島 5 慣れないSBもやりましたが、やはりCBがもっとも似合う選手ですね。
MF 渡邉 3 ホント、涙もろいですね。さぁ、おもいっきり泣いて下さい!
MF 斉藤 3 守備に手を割かれ、攻撃の起点となれず。途中交代でピッチを去る。
MF 石井 3 中盤での攻防が多いJ1の舞台では、さらに仕事が増えそうですね。
MF 中谷 3 気持ちが入ってました。気合いが空回りしている感もあったけど・・・。
MF 中山 3 露出が多くなるJ1で、オリンピック代表目指して頑張ってほしい。
FW 田原 4 シーズン中も、このくらい走ってくれれば良かったのに・・・。
FW パウリーニョ 3 ゴールキーパーとの一対一は、決めてほしかったなぁ・・・。
途中出場
FW アンドレ 2 足に当てるだけで入ったシュートを決められず・・・。
MF 徳重 4 積極的に得点を狙う気持ちが伝わって来ましたよ。
DF 秋田 − 現役生活お疲れさまでした。昇格と言う最高のプレゼントをありがとう!
監督 加藤 5 強気な采配が当たりましたね。来季の指揮は誰がとるのでしょうか?
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ 森岡 隆三 ■
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【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
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サンガJ1復帰おめでとう!!!!!!!!
記入日 [2007/12/08] ( あきっち さんより )
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最後はしびれましたね。サポーターも含めてチーム一丸で勝ち取ったJ1ですね。もう絶対降格しないでね。万歳!!
記入日 [2007/12/08] ( ダイユウサク さんより )
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こんな心臓に悪い試合はもう十分です。今回の復帰こそ片道切符でお願いします!
記入日 [2007/12/08] ( GU さんより )
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しんどい90分だった。8割は攻め込まれてる時間のように感じた。最後はテレビの前で立ったまま観てた。最後の最後、秋田選手がピッチに立った時、感動で震えました! 今年のサンガは歯がゆい思いもたくさんしたけど、最後に凄い試合をしてくれた。ありがとう、チームがひとつになっての勝利は最高でした。
記入日 [2007/12/09] ( 1/3 さんより )
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無事復帰。おめでとうございます。赤サポも、石井選手が在籍などで、応援していた人多かったです。それにしても、最後のアディッショナルタイムを含めた10分間、冷や冷やしました。昨年、ついつい書き込んでしまいましたが、予定通り今回、この掲示板に書くことが最後に出来ました。気分害された方、本当にウザくて御免なさい。(でも喜びは本物ですよ)来季は噴水の横にいます。日本のサッカーのレベルアップのために、良い試合が出来ますように。
記入日 [2007/12/09] ( 劣頭女 さんより )
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