2008年度 観戦記 ジェフユナイテッド千葉戦[第12節] 5月10日(土)
またもや不調のチームに、初勝利をプレゼント
ジェフユナイテッド千葉 1−0 京都サンガF.C. 得点者:【千】工藤
【 試合前の見所 】
現在、14位の京都サンガF.C.と最下位のジェフユナイテッド千葉との対戦です。
サンガは前々節(第11節はG大阪がAFC出場のため6月25日に開催)、作季のJ2王者であるコンサドーレ札幌を降し、連敗を「3」で食い止める事ができた。1−0と言う僅差での勝利だったが、サンガが終始試合を支配し、内容的には圧勝したと言っても過言ではないだろう。だが、数多くのチャンスを決められなかった決定力不足をしっかりと反省する必要があるのではないだろうか・・・。今節の相手はここまで唯一リーグ戦で勝ち星を上げていない、現在最下位のジェフユナイテッド千葉。その千葉は成績不振のため、先日、クゼ前監督の解任とミラー新監督の就任を発表し、今節は暫定的に澤入新ヘッドコーチが指揮を執る事となった。このような監督解任劇は、ショック療法となって好転するきっかけとなる場合もあるが、大抵は新監督の戦術が浸透するまで時間がかかり、そう容易くは結果はついてこないのが現状だろう。サンガはそんな不調の千葉を降して、確実に勝ち点を積み上げたいところだが、今一度、ここまでのサンガの戦歴を振り返ってみると、調子の悪い相手ほど、なぜか良い結果を残していない。もちろん選手は全力でプレーするとは思うが、油断しないように気を引き締めて試合に臨み、きっちりと勝って、千葉との勝ち点差を広げたい。
さて、混戦状態となっている今年のJ1リーグ。連勝して再び上位進出を狙いたいところだが・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガの守備陣はゴールキーパーを含めて3バックのメンバーは前々節と変わらず。中盤の佐藤選手、中山選手のダブルボランチも前々節と同じだが、左サイドに渡邉選手を持って行き、右サイドに平島選手をスタメン起用する。攻撃陣は出場停止あけの田原選手がスタメンに復帰し、柳沢選手と林選手と共に3トップを構成する。(尚、前々節で値千金の得点を挙げたアタリバ選手は、ベンチスタートとなった。)試合立ち上がりはホームの大声援に応えるかのように千葉が前掛かりになって攻め込んでくるものの、最下位に沈んでいるのが頷けるようなチグハグな攻撃で、遠目からのミドルシュート以外は、さほど恐さは感じられなかった。対する我らがサンガもそれに合わせるかのように、中盤を省略した縦パス一本の単調な攻撃ばかりで攻撃のリズムが悪く、両チーム共に見せ場を作れずにいた。千葉は攻め手に欠き、最終ラインでパスをこねくり回す始末・・・。サンガはパスが全くつながらず、前線の3人にほとんどボールが渡らない・・・。とてもプロの試合と思えないようなお互いにミスの多い、お粗末な試合展開が続く。(なにやっとんねん! シャキッとしろ!!)そんな中、この試合初めての決定機が訪れる。前半27分、サンガ守備陣のオフサイドトラップのかけ損ねが影響し、千葉の斉藤選手からのスルーパスから矢沢選手に抜け出されサンガの右サイドを崩される。そして、その矢沢選手からの浮き球のラストパスをゴール中央のレイナウド選手にヘディングシュートを放たれ万事休す。だが、至近距離からの強烈なヘディングシュートを水谷選手が好セーブで弾き返し、事なきを得る。サンガも千葉に負けないように決定機を作ってもらいたいところだが、相変わらず攻撃のリズムが悪く、依然として決定機を作る事ができず・・・。このあと、ゴール前の見せ場はほとんどなく前半は終了。0−0のまま後半へ・・・。
『おい、おい、おい、おい、しっかりしろ!! なんで相手に合わせんねん!!』
(後半)
サンガは前半の嫌な流れを変えるためか、後半から林選手に代えてアタリバ選手を投入する。後半からこのアタリバ選手の働きで中盤でボールが落ち着き、そこから攻撃の形が作れるようになってくる。だが、依然として前線に良い形でボールがつながらない・・・。後半13分、平島選手に代えて中谷選手を投入する。この中谷選手の左サイドの突破からチャンスを作るが、依然としてフィニッシュに行けない・・・。そんな中、得点を奪ったのは千葉の方だった。後半23分、中盤で佐藤選手のパスをカットされ、新居選手のスルーパスをオフサイドラインを上手く抜け出したレイナウド選手へとつながれ、水谷選手と1対1に。そのレイナウド選手に、前に出てきた水谷選手の頭上を越すループシュートを放たれ万事休す・・・。だが、そのシュートはポストに当たり胸を撫で下ろす。しかし、それは束の間の安堵感だった。すぐさまその跳ね返りを詰めていた工藤選手に右足で押し込まれゴールイン。サンガは絶対にやってはならない先制点を許してしまった。このあと、シジクレイ選手を一列上げて、反撃に転じようとするが、前線の田原選手は完全に消えてしまっており、サンガはシュートすら撃てない状態が続く・・・。後半33分、中山選手に代えて徳重選手を投入と最後のカードを切る。この徳重選手の積極的なプレーで活路を開いてほしいところだが、攻撃のリズムがつかめず、時間だけが刻々と過ぎて行く・・・。その虚しく過ぎ行く時間帯は、悔しいが千葉の勝利への執念が、サンガのそれよりも上回っているように感じられた。そして、約3分間のロスタイムに突入する。そのロスタイムも、サンガは最後まで得点を上げる事ができず試合は終了。
サンガはまたしても、不調のチームに初勝利をプレゼントしてしまい、1試合消化試合が少ないと言えども、16位に順位を落としてしまった・・・。
『はぁ〜、やりたい事を全て千葉にされてしまった・・・。やばいぞぉ〜、こんな試合してたら・・・。』
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 水谷 4 あの失点は仕方ない。前半の好セーブは命拾いしました。ありがとう!!
DF 増嶋 3 ロングスローの精度を上げないと、奪われて一転ピンチに・・・。
DF シジクレイ 5 危険の芽を全て摘み取ってくれるのでありがたいです。
DF 手島 3 失点シーン、ボールウォッチャーになっていたような・・・。
MF 平島 4 無念の途中交代も、前半は良いクロスと、良い突破を見せてくれました。
MF 中山 3 意外性のあるパスがつながらず、奪われて危険を招く事が・・・。
MF 佐藤 3 あのブーイングは、千葉サポーターからの愛情の裏返しなのか・・・。
MF 渡邉 3 右サイドの方がやりやすそうですね。前半からもっと攻め上がってくれ!
FW 田原 2 後半は消えてました。最後まで走ってほしいなぁ・・・。
FW 柳沢 3 良いパスが配球されないと、この選手の良さが出ないんやけど・・・。
FW 林 3 熱い気持ちは伝わって来るんやけど・・・。周りとの呼吸が・・・。
途中出場
MF アタリバ 4 この選手の投入でボールが落ち着くが、勝利に導けず・・・。
DF 中谷 3 投入直後は良い突破を見せてくれたんやけどなぁ・・・。
FW 徳重 3 この選手のように、戦う気持ちが強い選手をスタメンで使うべきですね。
監督 加藤 3 選手交代は当たってました。「笛吹けど踊らず」と言った感じですね。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ シジクレイ ■
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【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
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スカパー観戦。負けました。勝ちたい気持ちの強い千葉に対して、何故か淡白な戦いのサンガ…サンガにしても決して余裕のある順位でもない筈なんですがね。ナビスコでいい結果だしてただけに、まだもっと上にいるような気がしてました。いよいよヤバイ…。水谷は良かったですね、福岡時代にたくさん止められたのを思い出させてくれました。後は…ピッチも随分状態が悪かったって事で、次に期待しましょう。目を覚ませ、サンガ!!!
記入日 [2008/05/10] ( 1/3 さんより )
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監督交代でモチベーションの高いと思われた千葉でしたが、前半はチンタラした展開。でもなぜかそれにつきあうサンガ。先制されると流れは千葉へ。後半選手交代するも流れは変わらず、全く良いところなし。一体何をやっているの?? 目を覚ましてくれ、降格ラインがちらついてきたぞ!
記入日 [2008/05/10] ( GU さんより )
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携帯にて情報収集のみ。シュート数とGKの多さに唖然とする。やってしまったもんは仕方ないので次がんばりましょう。はい。まだ始まったばかりです。まだまだJ1は厳しい。そういうことでしょうか。あくまで挑戦者。その気持ちでがんばって行きたいと思いました。
記入日 [2008/05/11] ( NN さんより )
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【 他会場の試合結果 】
大分トリニータ 2-0 東京ヴェルディ 得点者:【大】エジミウソン、オウンゴール
川崎フロンターレ 0-1 浦和レッズ 得点者:【浦】エジミウソン
FC東京 0-1 柏レイソル 得点者:【柏】大谷
大宮アルディージャ 1-2 コンサドーレ札幌 得点者:【大】森田 【札】オウンゴール、ダヴィ
名古屋グランパス 0-0 ヴィッセル神戸
アルビレックス新潟 1-0 ジュビロ磐田 得点者:【新】アレッサンドロ
清水エスパルス 1-0 鹿島アントラーズ 得点者:【清】本田
ガンバ大阪 2-2 横浜F・マリノス 得点者:【大】山口、ルーカス 【横】ロニー(2)
【 Jリーグディビジョン1 順位表(第12節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ 浦和レッズ │ 26 │ 14 │
│ 2位│ 名古屋グランパス │ 23 │ 6 │
│ 3位│ 川崎フロンターレ │ 20 │ 3 │
│ 4位│ FC東京 │ 20 │ 3 │
│ 5位│ 柏レイソル │ 19 │ 4 │
│ 6位│ 鹿島アントラーズ │ 18 │ 8 │
│ 7位│ 横浜F・マリノス │ 18 │ 5 │
│ 8位│ 大分トリニータ │ 17 │ 3 │
│ 9位│ 大宮アルディージャ │ 16 │ 1 │
│10位│ ガンバ大阪 │ 16 │ 0 │
│11位│ ヴィッセル神戸 │ 15 │ 0 │
│12位│ アルビレックス新潟 │ 15 │ −4 │
│13位│ 清水エスパルス │ 15 │ −4 │
│14位│ ジュビロ磐田 │ 14 │ −2 │
│15位│ 東京ヴェルディ │ 14 │ −5 │
│16位│ 京都サンガF.C. │ 14 │ −5 │
│17位│ コンサドーレ札幌 │ 10 │−11 │
│18位│ ジェフユナイテッド千葉 │ 5 │−16 │
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鹿島vs大分、G大阪vs京都は、鹿島・G大阪がAFC出場のため6/25に開催
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