2008年度 観戦記 川崎フロンターレ戦[第20節] 8月9日(土)
強豪の川崎に敗れ、無敗記録は「5」で途絶える
京都サンガF.C. 1−2 川崎フロンターレ 得点者:【京】フェルナンジーニョ 【川】黒津(2)
【 試合前の見所 】
現在、11位の京都サンガF.C.と7位の川崎フロンターレとの対戦です。
サンガは前節、上位チームの柏レイソル相手に点の取り合い合戦を繰り広げ、2−2のドローと言う結果で勝ち点「1」を分けあいました。途中加入のフェルナンジーニョ選手と、周りの選手との連携が良く、今季、初スタメンとなった安藤選手も機能し、攻撃面に関しては申し分がないと言っても良いだろう。あとは、得点の直接と後半開始早々の失点癖さえ目をつぶれば、前節は及第点だったと言えるのではないだろうか・・・。今節の相手は現在7位の川崎フロンターレ。その川崎は、前節、熾烈な優勝争いを繰り広げている名古屋グランパス相手に1−1のドローと言う結果で、こちらも勝ち点「1」を分けあっている。サンガと川崎との前回の対戦では、柳沢選手の先制弾のあとも、終始サンガが試合を支配し続け、結果は1−0との僅差だが、内容的にはサンガの圧勝と言えるような試合内容だった。その川崎は、浦和に引き続き、リーグ2位の得点数「32」が示すように、攻撃が持ち味のチーム。サンガは五輪代表で水本選手を欠くのは痛いが、きっちりと川崎の攻撃を防ぎ、6試合連続得点と最好調の攻撃陣の得点力に期待したい。
さて、前節は勝てなかったものの、5戦負けなしと着実に勝ち点差を積み上げている我らがサンガ。このまま無敗記録を延ばす事ができるのか、それとも負けて記録が途絶えてしまうのか、果して結果は・・・。
【 試合内容 】
(前半)
サンガは久し振りに手島選手をスタメン起用し、角田選手、大久保選手、増嶋選手と共に4バックを構成する。中盤の底にシジクレイ選手を置き、佐藤選手と安藤選手と共に中盤を構成。前線は渡邉選手、フェルナンジーニョ選手、柳沢選手と言う3トップで試合に臨む。試合立ち上がりはゆったりとしたペースだったが、徐々に川崎の攻撃陣のエンジンがかかってき、サンガが押し込まれる時間帯へと移行する。我らがサンガの攻撃陣は、良い攻撃の形を作れずにいたが、渡邉選手の遠目からの積極的なミドルシュートだけが、微かながらも光明を見出していた。このあとも、安藤選手や、佐藤選手の遠目からのミドルシュートが見られるのみで、一向に川崎の守備陣を崩す事ができず、サンガにとって我慢の時間帯が続く・・・。前半も中盤に差しかった頃、雨が急激にきつくなってき、その雨の影響もあるのか、次第に試合はこう着状態となってくる・・・。そして、その雨足が弱まってくると、それに反比例するように川崎の攻撃の勢いが増してき、サンガは受け身に回る時間が増えてくる・・・。前半の終了間際は、サンガが防戦一方となってしまうが、そのままその川崎の猛攻に耐え抜き前半は終了。・・・かと思いきや、前半の終了間際に試合が動いた。前半44分、相手GKのゴールキックがそのままサンガのゴール前に上がった。そのボールの落ち際に鄭大世選手と増嶋選手がヘディングで競り合うが、両者ともボールに触れる事ができずに、地面にバウンドさせてしまい、ボールはさらにサンガのゴールマウスへと近づいた。そして、今度はそのボールに対し、黒津選手と大久保選手が競り合うが、黒津選手が競り勝ち、その黒津選手に左足で押し込まれゴールイン。サンガは嫌な時間帯で川崎に得点を奪われ、その直後に嫌な雰囲気のまま前半が終了する。サンガが1点ビハインドのまま後半へ・・・。
『う〜ん、気を抜いたらやられるなぁ・・・。それにしても、攻撃の形が全然作れてないのが気になる。』
(後半)
両チーム共に選手交代はなく試合が再開された。とにかく早い時間帯で同点に追いつきたいと思っていた矢先の事だった・・・。後半2分、またしても相手GKのゴールキックから、鄭大世選手が胸で落としたボールをジュニーニョ選手につながれ、サンガの右サイドのスペースに開かれる。そして、そのスペースに走り込んだドフリーの鄭大世選手からの折り返しを、中央の黒津選手が左足で蹴りこみゴールイン。得点を奪われた事実は非常に悔しいが、シュートまでの一連のプレーは、敵ながら見事としか言いようがなかった・・・。後半の早い時間帯での失点で、唖然と立ち尽くすサンガサポーター・・・。後半11分、大久保選手に代えて中谷選手を投入。(手島選手をCBに、中谷選手をSBで起用。)さらに、後半14分、角田選手に代えて、今季初出場となるルーキーの中村選手を投入する。この選手交代で流れを変えたいところだが、やはり良い攻撃の形を作る回数が多いのは川崎の方で、サンガは得点の匂いすらしない状態のまま時間だけが刻々と過ぎて行く・・・。このまま、ズルズルと試合終了のホイッスルを聞かされそうな雰囲気が漂い出したその時、起死回生の一発をこの選手が決めてくれた・・・。後半26分、川崎のゴール前、左サイドでシジクレイ選手が倒されて、サンガにFKが与えられた。フェルナンジーニョ選手の右足から放たれたそのFKは、壁に当たってコースが変わったのが好影響を及ぼし、ゴールマウスに吸い込まれた。ゴ〜〜ル!! この得点でサンガが息を吹き返すが、サンガが前掛かりに攻撃してきた隙をついた、川崎のカウンター攻撃は驚異的で、1秒たりとも気を抜けない状態が続く・・・。なんとか1点でも返して、同点に追いついて勝ち点「1」を積み上げたいところだが、1点のビハインドを背負ったまま約4分間のロスタイムに突入してしまう・・・。後半ロスタイム、安藤選手に代えてアタリバ選手を投入し、最後まで攻撃の姿勢を見せるも(?)、結局、そのアタリバ選手を活かす事もできないまま試合は終了・・・。
サンガはこの敗戦で順位を13位に落としてしまい、悲しいかな、J2降格ラインが近づく事となってしまった・・・。
『川崎はボールをゴール前に運ぶまでのスピードが速いです。サンガも見習ってほしいなぁ・・・。』
【 出場選手の5段階評価 】
名前 評価 コメント
(5段階)
GK 水谷 3 ミスもなく、ファインセーブもなく、「及第点」って感じですね。
DF 手島 3 ピッチに倒れたらドキっとします。怪我に強くなってほしいなぁ・・・。
DF 大久保 2 1点目、黒津選手に完全に競り負けてしまいましたね。
DF 増嶋 2 同じく、1点はバウンドの処理を誤ったような・・・。
DF 角田 3 前節の怪我で、顔を10針縫ったらしいですね。痛そぉ・・・。
MF シジクレイ 3 怪我で「×」マークが出た時は驚きましたよ。無事で良かったぁ・・・。
MF 佐藤 4 あれほど暑かったのに足が止まらないところは素晴らしい!
MF 安藤 4 良い素質を持ってます。このまま順調に成長してほしいですね。
FW 渡邉 4 強烈なミドルがありました。やっぱり前目のポジションが良いですね。
FW 柳沢 2 相手に消されていたのか、良いところがほとんど見られませんでした。
FW フェルナン 4 見事なフリーキックでした。少し、孤立していたような・・・。
途中出場
DF 中谷 3 積極的な攻撃参加は「◎」。やっぱり特徴のある面白い選手ですね。
FW 中村 2 サイドアタッカーなら、この選手じゃなくても・・・。
MF アタリバ − う〜ん、ロスタイムに投入した意図が分からん・・・。
監督 加藤 2 最近、いつも思うんやけど、交代枠を有効に使ってほしいなぁ・・・。
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□ 本日のSVP(サンガ・ベスト・プレイヤー) ■
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□ フェルナンジーニョ ■
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【 閲覧者の声(掲示板より抜粋) 】
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行って来ました。消化不良のような試合でした。相手のほうが良く走りシュートも多い。サンガのほうはゴール付近までボール運ぶのですが横パスが多くもどかしかったです。シュートは打たないと入らない。もっと勝負する選手が欲しかった。フェルナンジーニョが孤軍奮闘でした。川崎はさすがに地力に勝る感じで、全体が良く動いて走ってました。比べるとサンガはパスが通らないことが多くプレーが単発なように感じました。途中雨が降って全体的に集中力なく散漫なときに決められました。もったいなかったです。残念な結果ですが、次節このもやもやを発散させて欲しいです。
記入日 [2008/08/09] ( GU さんより )
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簡単に2点目を放り込まれた時は、またいつもの川崎戦みたいに大量失点か、と思ってしまいましたが、その後、少しずつですが攻めに転じて行けたのは、良かった。でもあまり点が入る気配はありませんでした。負けるべくして負けたと言う感じです。サンガにとってトラウマありまくりの川崎相手だけに、ホームだしせめて何か思い切った山場を作って、相手をあわてさせてやりたかったです。
記入日 [2008/08/13] ( 1/3 さんより )
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【 他会場の試合結果 】
コンサドーレ札幌 1-2 大宮アルディージャ 得点者:【札】アンデルソン 【大】ラフリッチ、デニス・マルケス
東京ヴェルディ 4-0 アルビレックス新潟 得点者:【東】飯尾(2)、平本、福西
大分トリニータ 2-2 清水エスパルス 得点者:【大】高橋、清武 【清】原、矢島
ジェフユナイテッド千葉 3-1 鹿島アントラーズ 得点者:【千】ボスナー、巻(2) 【鹿】本山
名古屋グランパス 0-1 FC東京 得点者:【東】平山
ジュビロ磐田 0-1 ヴィッセル神戸 得点者:【神】小林
横浜F・マリノス 2-1 ガンバ大阪 得点者:【横】大島、坂田 【大】二川
浦和レッズ 2-2 柏レイソル 得点者:【浦】阿部、永井 【柏】菅沼、フランサ
【 Jリーグディビジョン1 順位表(第20節終了時点) 】
┌───┬──────────────┬─────┬────┐
│ 順位│ チーム名 │ 勝ち点 │得失点差│
├───┼──────────────┼─────┼────┤
│ 1位│ 鹿島アントラーズ │ 35 │ 16 │
│ 2位│ 浦和レッズ │ 34 │ 11 │
│ 3位│ 名古屋グランパス │ 33 │ 6 │
│ 4位│ 川崎フロンターレ │ 33 │ 5 │
│ 5位│ 大分トリニータ │ 32 │ 6 │
│ 6位│ ガンバ大阪 │ 32 │ 3 │
│ 7位│ 柏レイソル │ 31 │ 5 │
│ 8位│ FC東京 │ 30 │ 0 │
│ 9位│ ヴィッセル神戸 │ 29 │ 2 │
│10位│ アルビレックス新潟 │ 29 │ −7 │
│11位│ 東京ヴェルディ │ 27 │ 2 │
│12位│ 大宮アルディージャ │ 26 │ −2 │
│13位│ 京都サンガF.C. │ 26 │ −5 │
│14位│ ジュビロ磐田 │ 24 │ −3 │
│15位│ 清水エスパルス │ 24 │ −5 │
│16位│ 横浜F・マリノス │ 22 │ −1 │
│17位│ コンサドーレ札幌 │ 16 │−14 │
│18位│ ジェフユナイテッド千葉 │ 16 │−19 │
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